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 2005年 夏旅2005
10月8日(土) 前のレポート  |   次のレポート 
夏旅2005 第44日目: ランブリングローズでのライブ
今日は、大分県久住町での初ライブ。僕と、川原一紗ちゃん、マネージャーの鵜島真悠子(うっしー)と一緒に、昨日、久住入りしました。
このライブをコーディネートしてくれたのは、堀田貴子さん。今年春の僕の阿蘇小国でのライブを見にきていらして、僕の音楽を気に入ってくださり、今回のライブを主催・企画・運営、宿・食事まで、全てしてくださいました。
貴子さん、ありがとう!

夕べは....
夕べは、地元のあるお宅の宴会にお邪魔しました。地元のお祭りにちなんで、みんなが家々で宴会を催し、お互いに招待し合い、はしごして周ります。僕らがお邪魔したお宅では、もうすでに皆さんできあがっている様子。お酒もたくさん薦められ、たくさんの地元料理に舌鼓をうちました。

ピアノのあるお宅だったので、一紗ちゃんと一緒に2曲ほど演奏したら、みんなが拍手喝采で喜んでくださって、嬉しかった。初めて来た僕らを受け入れてくださり、僕らとしても、演奏することで自分たちがどんな人間で何をやっているかを伝えることができ、「音楽やってて良かった...」と思えた瞬間でした。

地元のおじいちゃんと政治の話(田舎らしからぬ反小泉なおじいちゃんで、一緒に盛り上がる)をしたり、人生論を聞かせていただいたり(隣で一紗ちゃんは号泣している)。
今日は二日酔いも無く、ライブに向かいます!

ライブ・ペインティング、灯り、パンとのコラボレーション
今日のライブは、「アートと音楽 / 光と大地のコンサート in 久住」と称し、ライブ・ペインティングと蝋燭の灯りの演出とのコラボレーション・ライブです。
ライブ・ペインティングは、大分で活動する北村直登くん。蝋燭の灯りは、フランスで活動するお兄さんの北村誠司さん。この素敵な北村兄弟(仲がいい!!)と、僕と一紗ちゃんとで共演します。

さらにさらに、今回のコーディネーターであり、食の専門家でもある堀田貴子さんが、「ピアノ発酵パン」と称し、パンを作ります。僕のCDを聴きながらパンを練り、ライブの間はパンに音を聴かせるように、寝かせます。おいしいパンができるかは、僕らの共演が上手く行くかにかかっています。

本番前に
今日、北村兄弟とは初めて会ったのですが、最初はなんだか照れくさく、リハもバタバタしていたので、あまり話せませんでした。でも開場してから開演までのほんのちょっとの時間に、控え室で話すことができました。
そのときに、表現者としての生き方とかで共感できる部分がお互いにあり、気付いたら僕と直登くんは同じポーズでストレッチやってたり、何だか分からないけど、打ち解けて、いい感じで本番に臨むことができました。

そして本番
会場は、電気を消して真っ暗な中に、誠司さんの蝋燭(直径20cmぐらいで、高さは50cm以上くらい)が、にょきにょきと並びます。それぞれ違った色や模様で、高さもまちまちで、かわいい子どものよう。蝋燭は誠司さんの子どもなんだなぁと思いました。

そしてライブ開始。直登くんを真ん中に、僕と一紗ちゃんが両脇でそれを見守りながら、少しずつ音を出してきます。引っ張ったり、引っ張られたり、追いかけたり、追い越したり。絵と音(心と心)は、お互いに共鳴し合いながら時空を作っていきます。

気付いたら、約50分間、ぶっつづけでした。
かなり濃密な時間で、僕らはなんだか言葉にできないけど、大切な出会いと時間を得た気がしました。
そのあとは休憩を挟み、僕と一紗ちゃんで2曲演奏し、最後は僕の「息をして」で終わりました。

僕が気になるのは、貴子さんのピアノ発酵パンの出来映えですが、これがすごくおいしかった!ライブが始まる前はそんなに膨らんでなかったけど、演奏が始まったらどんどん膨らんだそうです。自分たちの表現が影響しておいしくなったパンだもんね。自画自賛。

ラムネ温泉と打ち上げ
ライブの後は、みんなで温泉に行きました。「ラムネ温泉」という炭酸水のような不思議な温泉です。とても小さくて、昔は地元の人だけが利用していたところです。ここに、共演した北村直登くん・誠司さん、手伝ってくれたアートマネジメントをしてる千尋さん、明日ライブがあるhanautaのマサハさんと一緒に入りました(hanautaは沖縄在住のデュオで、僕と同じく熊本の「古々辺里(ココペリ)」に出演暦があるとのことでした)。狭い浴槽にみんなで入るお風呂はなんだか不思議な空間で、温泉にお湯がぬるかったので、長ーく浸かっていたのもあり、出る頃には不思議な親近感が生まれていました。

そのあとは、貴子さんハウスで、みんなで打ち上げ。貴子さん、僕、一紗ちゃん、うっしー、北村兄弟、hanautaさん、千尋さん、そして手伝ってくださったみなさんで、小さなちゃぶ台で貴子さんフードを囲んで、3時すぎまで大にぎわい!ずっとずっと笑いが絶えませんでした。そのとき、貴子さんがイベントを演出してくれただけでなく、この出会いをも演出してくれたことに気付きました。貴子さん、ありがとう!大切な大切な出会いになりました!

明日は、青空ワークショップ。直登くんが絵のワークショップをし、僕がピアニカのワークショップをします。
夜は阿蘇小国でライブなので、大忙しの一日になりそうです。
live photos
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