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夏旅2005 第42日目: ちゃぶ台でのライブ
今日は、一番なじみ深い「ちゃぶ台」でのライブです。
もう何回演奏したか分からないぐらい、いつもお世話になっています。
ツェウォンくんへのプレゼントに
今日はまず午前中に、昨日録音したダライラマ法王猊下来熊ドキュメントDVDの音楽のマスタリングをしました。
午後は、またレコーディングしました。曲は「上を向いて歩こう」。
なぜこの曲を録ったかというと、一紗ちゃん宅(彼女のご実家はお寺さん)にステイしている、チベットからの留学生ツェウォンくんが昨日がお誕生日で、夕食のときに「僕が日本の曲で唯一好きなのが、『上を向いてあるこう』です。この曲ばかり何度も何度も聴いてます。」と言っていたので、プレゼントすることにしました。
その話をしてくれたとき、ツェウォンくんは笑顔だったけど、こっちはちょっと切なくなりました。いっつも笑顔で、元気で、純粋な純粋な瞳のツェウォンくんだけど、単身、日本に留学してるから、きっと寂しい時があって、そんなときに「上を向いて歩こう」が心に染み渡るんだろうなって想像したからです。僕も一紗ちゃんもそれを感じたので、この曲を録音して、プレゼントしたくなりました。
ちゃぶ台でのライブ
そして、夜はちゃぶ台でのライブです。ちゃぶ台では、月〜木までラスタマンのアツシさんとリエさんがカレーのカフェをやっています。今日のライブは、カレーのバイキングも楽しめます。
ちゃぶ台は、その家庭的な雰囲気が魅力で、ここで演奏する時は一番リラックスしてできます。それもオーナーの清田照美さんの、みんなのお母さんのような、優しい太陽のような雰囲気がそのまま表れているかなと思います。今日は、僕の熊本でのライブに毎回来てくださる木工職人の小野さんや、一紗ちゃんのおばあちゃんとおばさんも見てくださいました。熊本市内からわざわざ来てくれた、初めての方もいらっしゃいました。そして、僕をテレビ出演に導いてくれたNHK熊本の斉藤さんも来てくださいました。
今日、ここに来る前、ものすごく綺麗な夕空と、並んで浮かぶかわいい三日月を見たので、それを1曲目の即興のテーマにしました。それから、一紗ちゃんの曲をソロでやったり一緒にやったり。あとは、僕がNHK熊本出演時の即興演奏「金峰山にて」や、「息をして」を演奏。
最後は、一紗ちゃんと作った新曲を演奏しました。実は、この新曲は昨日レコーディングした、ダライラマ法王猊下来熊ドキュメントDVD用の音楽として、生まれた1曲。昨日録った8曲は、うち7曲が新作書き下ろしだったのだけど、一番最後のエンディングは、歌詞の入った新曲にしました。エンディングでは、去りゆく法王様や、いろんな場面の回想シーンがあり、最後のエンドロールに流れていくのですが、そのときに流れる曲です。法王様のこの温かな笑顔、大地のような、太陽のような、風のような笑顔を曲にしたものです。
そのあとアンコールをいただいたので、「Over the Rainbow」をやりました。
嬉しかったみんなの感想
ライブ後、お客様、清田さんや、アツシさん&リエさんが色々と感想を言ってくれました。僕らは、法王様の曲のみんなの反応が気になってました。法王様の曲を作るのはとっても光栄でもあるけど、恐れ多くもあります。みんなにどんな風に感じてもらえるか、ほんとドキドキだったけど、みんなが、「ダライラマ法王様のあの笑顔そのままが音になったような曲だった!」「あの笑顔が思い浮かんで涙が出た」とおっしゃっていただき、ほんとに嬉しかった。一紗ちゃんにしても、いつもちょっと切ない曲が多いけど、この曲は大地を感じる力強い曲なので、新境地を開拓したと思う。これからも演奏していくので、ぜひみなさん聴きにきてください!
あと、個人的に嬉しかったのは、もう何度も聴いてくれている方々が、良くなっている、と言ってくれたこと。大好きな清田さん(みんなのお母さんみたいな人です)が「sosoの『息をして』を何回も聴いてるけど、毎回違うし、毎回違う景色が浮かぶつたいね。二人とも毎回よくなってるつたいね。このピアノは色んな人が弾くけど、sosoが弾くとぜんぜん違うたい。音に命がこもってるたいね。」って言ってくれたこと。ありがとう、清田さん!!!涙がでそう。
さらに、おまけエピソード。NHK熊本の斉藤さんが「またぜひ出演してください」とおっしゃってくださり、また、一紗ちゃんにも出演依頼のお話をしてくれたこと。嬉しいね!
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