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 2005年 春旅2005
4月2日(土) 前のレポート  |   次のレポート 
春旅2005 第33日目: 「LIFE + life」音と映像のライブ
今日は、九州ツアーの合間を縫って、奈良でのライブです。ずっと前から企画していた、友人の谷垣百合ちゃんとのライブです。

セットリスト:

(第1部: 重松ソロ)

1, 橿原の午後(即興)
2, 水滴のダンス
3, Afro Blue

(第2部: 映像との共演)

4, 日香りの時
5, Nontitle
6, 茅ヶ崎
7, きもち
8, 間の時
9, 繋線
10, こがね色の時

(第3部: 重松ソロ)

11, 息をして
   
映像とのコラボレーションライブ
このライブは、あるコンセプトがあります。それは、「LIFE + life」。

僕はいつも、"生命"を表現することで、「生きること」を表現することが多いのだけど、百合ちゃんは同じ「生きること」を、"日々のくらし"の中に見つけ出し、表現しています。
2人で、コラボレーションをやりたいね、という話になったとき、2人の視点や表現方法は違っても、根本で抱えている想いは、同じだねということに気づきました。
そこで、今回のライブは、「生命=LIFE」+「日々のくらし=life」を組み合わせて表現することで、2人で「生きること」を表現しようということになりました。

7つの映像と、即興演奏
今回は、百合ちゃんが作った、7編の映像に、僕がピアノの即興演奏で音を重ねて行くやり方にしました。
やはり、「生きること」を表現するには、「ライブ」であることが重要で、だからこそ、即興演奏でやりたいというのが、僕の考えです。

一応、事前に何回か映像を見ておき、映像を確認し、弾いてみたりしたのですが、あんまり弾いてしまうと即興でなくなるので、最小限にしておきました。
この本番で、映像からもらえるたくさんのインスピレーションを僕が音にすることができ、しかも映像のタイミングに合わせることができるかは、自分の力を信じるしかありませんでした。

そして本番
大切なのは、単に映像に合った音を弾くことではなく、映像に込めた百合ちゃんの想いを理解し、共有し、自分の想いも乗せ、百合ちゃんと心を1つにすること。そして、会場のみなさんの心もいだだくこと。それが、結果的に、良いコラボレーションとなると僕は信じています。実際に、映像と演奏が始まったら、僕はその一点に集中し、音をなんとか紡いで行きました。

奇跡なのか、自分の力なのか、映像のおかげなのか、思っていた以上に、よい音を乗せることができていました。

7編中、最後の作品は、このコラボレーション全体のクライマックスでもあるし、僕の心も、音も、映像に乗り移って行き、僕の感情も高ぶり、なんだか弾きながらグッときてしまいました。
弾き終わった後、百合ちゃんの顔を見たら、とても嬉しそうな顔をしていたので、あぁ良かったんだ....と思いました。
ライブ後のみなさんの感想も上々で、とても嬉しかった。ちょっとみんなが足を運びにくい場所だったけど、来て良かったって言ってくださった。泣きそうになったと言ってくださった。とにかく、とっても嬉しい感想をたくさん頂きました。

このライブに来てくださった40人以上ものみなさん、本当に有り難うございました。
そして、百合ちゃん、本当にありがとう。昔、「sosoの音楽に、映像をつけたい」って言ってくれたことが、こんな風な形で実現したことは、本当に嬉しい。
作品の結果はどうであれ、作品のために赤の他人同士が心を1つにしようとすること自体が素晴らしく、しかも作品もなかなか良いものになった。そしてお客さんにも喜んでもらえた。こんなに嬉しいことはないよ!またやろうね。

本番
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