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USツアー 第9日目: NY最後のライブ
今日は、NY最後の晩。最後のライブ。昨日やったCleopatra's Needleでの2日目のライブです。
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忘れない練習室の窓からの景色 |
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セットリスト:
1, -即興-
2, 空の水
3, アイノカタマリ
4, 小さな空
5, 歌うということ
6, -即興-
7, 感謝
8, 森の涙
9, 息をして
10, Danny Boy |
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最後のスタジオ練習
今日、ピアノルームでひとり、最後の練習をした。ここは、毎日練習した思い出の練習室になった。いつも、ピアノの右にある大きな窓から、NYの空を眺めて弾いた。この空を見ながら冬のNYをイメージして弾く音は、なぜかいつも同じような音だった。少ない音数でいい。NYには古いビルや車や人々がいる。風が吹く。雲が流れる。音は少なくていい。
昨日とまったく違う状況
実は、昨日はお客さんが極端に少なくて、2組だったのだけど、今日は満席かな?っていうくらいの状況。一紗ちゃんの友達がたくさん来て下さっているだけでなく、普通のお客さんが半分は入っている。ご家族連れとか、カップルとか。みなさん楽しそうに談笑している状況。
店内はけっこう広いのに、お客さんの声で充満している。この隙間のない状況に、音を持ち込まなきゃいけないのは、つらい。一紗ちゃんのお友達は、聴きに来ているお客さんだけど、他の方は話しをしにきているお客さん。やりにくいな。
届きますように
僕らは、みんなの心に届くように演奏するしかないので、いつも以上に、届けっ、届けっ、と想いを込めながら弾いた。
結局、物理的に音量の問題で、音自体が話声にかき消され、耳に届いていなかったよう。もちろん聴こえてはいると想うけど、僕が一番ていねいに弾く小さな音は聴こえていなかっただろうし。またもや、空しい思いで、ライブを終えた。
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誕生日おめでとう! |
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勉強になりました
僕は、即興で弾くし、どんな状況でもその場に合わせて弾く自信があった。自分に合わないお店でも。でも、うまくいかない時もあると学んだ。自分の力不足だから、こういう状況に何度もトライするのも必要だと思う。でも、やっぱり自分の音楽をがぴったり合うお店でやれるようにしたい。素晴らしい人の作る、素晴らしい空間には、素晴らしいお客さんが集まり、僕はたくさんのエネルギーをもらって弾くことができる。あまり文句を言ってはいけないけど、ピアノを大切にしないようなお店には、素晴らしい「気」は生まれてこないと思う。
今日は、一紗ちゃんの誕生日だったので、シークレットで、彼女の友達のツモちゃんにお願いして、ケーキを買ってきてもらっていた。みなでハッピーバースデイを歌った。喜んでれくて良かったよ。
今日は、NY最後の夜。明日は朝から移動だ。僕は、寂しくて、やっぱり飲む。もっといたかったな。
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