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USツアー 第7日目: Cake'o Cafeでの最後のライブ
ここのところの3日間、Cake'o Cafe(ケイコ・カフェ)でソロで演奏させてもらってきましたが、今晩の一紗ちゃんとのライブが最後。長い夜でした。
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弾き語り一紗 |
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セットリスト:
1, -即興-
2, 空の水
3, いろ
4, 小さな空
5, 歌うということ
6, Somewhere
Over the Rainbow
7, -即興-
8, 感謝
9, 森の涙
10, 祈り
11, 息をして
(Short Ver.)
12, Danny Boy
(アンコール)
13, 赤とんぼ |
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みなさんありがとう
今日のライブは、たくさんのお客さんが来て下さいました。Cake'oは小さいので、すぐに一杯になります。一紗ちゃんのバンド仲間のポールとピートも来てくれました。ピートは12月3日のライブも来てくれたのに。ピートはとても優しくていい人です(ルックスは、アメリカ映画に出てくるハカセ君みたいな感じ)。
他にも、一紗ちゃんのお友達も何人か来て下さり、ほんとに嬉しい。
ライブは、いつものように即興でスタート。小さい空間なので、音が充満し過ぎないように、圧倒的すぎないように、控えめに弾きます。思いっきり弾くのも気持ちいいけど、こうやって小さな音を大切に弾くのも、同じくらい気持ちいい。
こちらの曲を歌うことの難しさ
一紗ちゃんは、すぐ目の前にすぐお客さんがいるので、緊張していた。僕は、アップライトピアノなので、みなに背を向けることになるから、緊張しないけど。
緊張する理由がもう1つあって、「Over the Rainbow」の歌い方について、昨日、ZOMOから指摘を受けたのがあって、それは「Over
the Rainbowはアメリカじゃ誰でも歌える歌。だから歌詞をちゃんと歌わないといけない。歌いまわしももっと力強く....(云々.....)」それ以来、一紗ちゃんは、この曲を歌うことに少し自信をなくしてしまって。アドリブでメロディーを変えて歌ったりする部分も、迷いが出てしまって、思いきり歌えないでいた。今日のライブは、だから緊張してしまったのだけど、でもそんなに悪くなかった(ZOMOも、後で「Good」って言ってくれたしね)。
ただ、「Over the Rainbow」を歌うこと自体もちょっと考えなければいけないことがあって、ピート曰く、この曲のような古い曲は、若者がお客さんの時は、ちょっとおかしいと。日本で言えば、演歌のようなものかなぁ.......。
前にレパートリーにしていた、「Amazing Grace」も、今はレパートリーにしていないんだけど、それは、以前に一紗ちゃんが黒人の前で歌った時、みなさんの反応が微妙だったというのがあって。確かに、「Amazing
Grace」みたいな意味合いの曲を、なんで日本人の子娘(ごめん!)が歌うんだ?みたく思われちゃうのかもしれない。
幸い、一紗ちゃんの周りには、そういう指摘をそれとなく伝えてくれる優しい人々が多いので、彼女は幸せだと思う。僕もたくさんのことを学んでいます。
Cake'oは小さいので、「息をして」は短いバージョンで、その分、他にも短い曲を演奏したので、トータルで、13曲も演奏しました。みなさん、ありがとうございました!
ZOMOの怪しいナイトショー
ライブの後、しばらく飲んで余韻に浸ってたんだけど、地下のZOMOの秘密部屋で、彼のナイトショーが始まった....。
彼はほんとミステリアスな男なんだけど、このナイトショーは怪しすぎるよ!うす暗い地下室を赤のランプで照らして、壁に怪しいお面が並べてあって、マネキン人形があって....。
彼はミュージシャンでもあるので、コルネットの素晴らしいアドリブを聴かせてくれて、僕もピアニカとキーボードで参加して、楽しかった。「Soso,
Good job !」ってくれたし。端から見ると、怪しくかっこいい二人組だったらしい....。
ZOMOはどこの国の出身なのかとか聞いても「ジャングル」と答えるような男だ。新しいmagazineができたと言って見せてくれた彼の作ってる本「missnewyorkcity」をみたら、ガーリーなタイプの女の子のセミヌード多いし(一紗ちゃんの友達も出ていて、彼女はびっくりしてた)。
以前は、プロのミュージシャンや、デザイナーもやっていたらしい。Cake'oの他に、ブティックの経営も成功させているらしい。
とにかく、怪しい生態の男です。
また誘惑される
その後、一紗ちゃんとZOMOと3人で飲んでたんだけど、また色々と誘惑されてしまった。
NYに住んでミュージシャンとして食っていけるか、音楽の仕事ってどれくらいあるのか、ってことを僕はZOMOに聞いたんだけど、ZOMO曰く、「NYには稼げる仕事(make
big moneyな仕事)もあるし、そうじゃないのもあるし、君次第だ」「Cake'oのギャラは一回20ドルだけど、でも自分に見合ったチャージをつければ、その取り分は君のものになる」「みなはチップ入れを置いてやって、そこそこ入れてもらってる」「ここらへん(SOHO)には有名人も多い。デビットボウイも近くに住んでいて、来ることもある。4ヶ月ぐらいcake'oでやっていれば、そういう人から目をかけてもらって、ビッグになることもできる」と....。
ZOMOは、この一等地でブティックもカフェもやり、 プロのミュージシャンでもあったぐらいだから、彼の言うことには説得力がある。怪しい男だけど、嘘はつかない。
でも、僕のように、自然界からたくさんエネルギーをもらって音を作る者にとって、NYは都会過ぎる。ここでずっとプレイしていたら、都会寄りの音楽になるだろう。だから、やっぱりたまに来るのがいいのかもしれない。
英語のせいで、僕は全部をちゃんと聞き取れてなかったけど、一紗ちゃん曰く、「ZOMOはsosoがNYに住むことをかなりプッシュしてたよ」、と。
うーーーん!
それ以前に、また来た時、ZOMOが僕のことを覚えていることを祈るよ!
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