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熊本ツアー 第10日目: BeGood Cafe熊本(2日目)
一夜明けて、今日はBeGood Cafeの2日目。
今日は、11:00の開場と同時に、トップバッターとして僕のライブが始まります。
雨と共演
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みんなの心をいただいて |
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セットリスト:
1, 雨とともに(即興)
2, 水滴のダンス
3, 七夕
4, 祈り
5, 息をして |
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踊ってくれた"すなやん" |
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"まさやん"とのコラボレーション |
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昨日からの雨は、やはり降り続いており、ものすごい轟音とともにどしゃぶりになったり、弱くなったりを繰り返しています。天井に叩き付ける雨音が、何もかもかき消すかのようです。
ピアノの音はできれば生音が良かったけど、これだとマイクで拾わざるを得ません。
今日は、この雨音に逆らわず、できる限り雨音と調和するような音を出すことを心がけました。もともと僕はその場の環境に合わせて、音を紡ぎだして行くスタイルなので、いつものように、周りの音や、自然がくれるバイブレーションを感じながら、弾きました。
この雨だし、出番も朝一番なので、お客さんは、最初はぼちぼちでした。でも、1曲目が終わって客席を見ると、たくさんのお客さんがいらしていて、僕の演奏を見守ってくれていました。そして、拍手をたくさんくださいました。
阿蘇の大自然がくれるパワー
僕は、なんだか、この阿蘇の大自然から、大きなパワーをもらっている気がしました。
この阿蘇という場所は、大地の大きなエネルギーがあって、それが自分によいバイブレーションを与えてくれる気がします。最近、都市部でのお店での演奏に慣れていて、この感覚を忘れていたんだなと思いました。一昨日の金峰山や、この阿蘇での演奏を通して、自分の原点に戻れた気がしました。
「祈り」を弾いているとき、スタッフの「すなやん」(砂川聡さん)がステージに躍り出てきて、舞ってくれました。すなやんは屋久島在住の方で、大人だけど自然児のような素敵な人です。僕は、すなやんが躍り出てくれたことがとっても嬉しかった。
最後は、「息をして」
なんだか訳が分からないくらい、気持ちがこもりました。この大自然と、会場のたくさんのお客様とスタッフたちが、僕に力を与えてくれたのだと思います。その全てを自分の中に吸い込んで、音として全てを出し切ることができました。
演奏を終え、お客様の方を見ると、大拍手。僕は嬉しくてたまらなかった。アンコールもいただいたので、もう1曲弾くことにしました。そしたら、昨日、車に乗せてくれた「まさやん」が前に出てきて、彼女のダンスとのコラボレーションを即興ですることになりました。さっき、踊ってくれたすなやんも一緒です。
まさやんは、終始、ゆっくりとした、何か力をぐっと込めるような動きをしていました。彼女が両手を天にかざすとき、僕は彼女が両手に赤ちゃんを抱いて、それをゆっくりと天に持ち上げているように見えました。まさやんは、魚翔(おと)くんという息子ちゃんのお母さんでもあるから、そう感じたのかもしれません。何か、誕生を喜んでいるような、そんなダンスに見えました。まさやんには、僕にはない素敵なものを持っていることを感じました。
アンコールを終え、僕のライブは終わりました。僕の今回のライブツアーの全ての公演を終えました。
ライブを終えて
僕は、何かふっきれたような気がしました。色んな意味で、原点に戻れたり、大切にしなければいけない心を再確認しました。
演奏後、僕のライブを見てくれたたくさんのお客様やスタッフと話すことができ、みなさんが思い思いに、僕の演奏から何かを感じてくれたことを知りました。いつも書いてもらう感想ノート(僕の宝物です)にも、みなさんがいろんな想いを綴ってくれました。僕は、ただ純粋に、色んなことを願って、祈って、想って、弾いているだけなのだけど、それが誰かに伝わり、涙してくれることは、僕にとっても心を震わせられるほどの嬉しいことです。
何の力もない僕だけど、みんなのために、これからも精一杯弾きたい。だから、見守ってください。僕も音でみんなを見守ります。
この日の夜は、スタッフ・出演者みんなで、夜通し打ち上げしました。
幸せな幸せな時間でした。
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