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 2005年 春旅2005
4月6日(水) 前のレポート  |   次のレポート 
春旅2005 第37日目: RYOSAIさん(尺八)とのライブ
今日は、お昼に若松さんとマー君とお別れし、夜は博多のペンタグラムでライブします。尺八演者の森川良哉(RYOSAI)さんとの共演です。

セットリスト:

(第1部: RYOSAIさんソロ)

(第2部: 重松ソロ)

1, 博多の夜(即興)
2, 祈り
3, 息をして

(第3部: セッション)

1, 夜桜(即興)
2, 曇り空(即興)
3, カリンバと口琴と
 尺八のセッション
4、夕陽
   
RYOSAIさんとお堀公園を散歩する
ライブのリハの前に、RYOSAIさんとお堀公園を散歩しました。曇り空で小雨も降ってたけど、とてもいい散歩でした。たくさんの鳥がいて、人がいて、犬がいて。みんな違った時間だけど、同じ公園に集っていて。ゆっくりとした時間が流れ。この感じをライブでの即興に活かします。

RYOSAIさんのソロ
今日はまずそれぞれのソロ・ステージを30分ずつした後、セッションを30分します。
RYOSAIさんのソロは、オリジナル曲とカバーで構成。尺八の音にエフェクターをかけて、残響効果などの様々な効果を生み出します。尺八に対する既存の固定的なイメージにこだわらず、自由なスタイルで自由な音を生み出します。指で弾くピアノとは違い、息という、人間の体内から出てくるものが音になって出てくるので、とても肉体的。ある意味、歌よりも肉体的でした。RYOSAIさんの音をじっくり聴けたことは、あとでセッションをやるにあたって、非常に意味がありました。なんとか、この音の存在感を活かしつつ、自分も存在したい。

僕のソロ、続いてセッション
セッションは、僕の提案で、さっき一緒に見た公園の情景を、即興演奏のテーマにすることにしました。

一曲目は、「夜桜」。先にRYOSAIさんが吹き始め、ぼくはいつ自分の音を重ね合わせようかイメージしながら、RYOSAIさんが作り出すであろう、ある「間(ま)」を待つ。相手が呼吸し終わるのを待ってから、今度は自分が呼吸する。そしてその後は、一緒に呼吸する。それから逆に自分が先に呼吸したり、また一緒に呼吸したり。
ライブ前に同じ情景に身を置いたこと、それが功を奏し、一つのイメージを作りあげることができました。
RYOSAIさん その後は、今日の曇り空をテーマにしたり、カリンバと口琴と尺八でセッションしたり。最後はRYOSAIさんのオリジナル曲「夕陽」。演奏前にRYOSAIさんが教えてくれた曲のイメージに自分も心を重ね合わす。そうしたら、美しい夕陽の情景が浮かび上がった。
そしてライブ終了。そのあと、僕は最終の高速バスで熊本に行かねばならなかったので、天神バスセンター前でお別れしました。今日2度目の別れ。切なさもあるけど、出会い、一緒に音を作ることができた。音楽やってて良かった!RYOSAIさん、ありがとうございました!また一緒に演奏しましょう!
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