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USツアー 第5日目: グラウンド・ゼロ
今日は、午前中に練習した後、Cake'o Cafe(ケイコ・カフェ)でライブし、その後、グランド・ゼロに行きました。グランド・ゼロに行くことは、このNY旅行の目的の1つでもありました。
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じっと聴いていただけました |
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一紗とZOMO |
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セットリスト:
1, -即興-
2, -即興-
3, 感謝
4, 6月の風
5, -即興-
6, てぃんさぐぬ花
7, 祈り
8, -即興-
9, 午後の鳥
10, 森の涙
11, -即興-
12, 息をして
(Short Ver.) |
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Cake'o Cafeで昼ライブ
今日は、午前中は1人練習したあと、少し二人でセッションして、その後、Cake'o Cafeに行きました。その途中に、お昼を食べたのだけど、日本食スーパーの中にあるイートインのスペースで、うどんを食べた。今朝、寮のカフェテリアでスクランブルエッグとベーコンを食べながら、「ああ、なんかここのアメリカ食に慣れてしまったなぁ...これって、なんだかなぁ...」と思っていたので、このお昼のうどんで、なんだかほっと安心した。
途中、ニューヨーク市立図書館を覗いたりした後、Cake'o Cafeに到着。
すっかり居心地よくなってしまったCake'o Cafe。東京でいつも行ってるカフェと同じぐらい居心地よくなってしまった。休日の昼間なので、お客さんはけっこう多い。小さい店内で、オーナーのZOMOと、一紗ちゃんが忙しく動き回る。ZOMOはそんなに忙しくしながらも、「レストランで働いたことある?とっても楽しいよ(英語)」と言ってる。こんなお店をやって忙しくても楽しいと言ってるZOMOがうらやましい。
いいオーナーの創る、いい空間に、いいお客さんが集まる、そうしたら僕も、いい音を出させてもらえる気がする。
僕はコーヒー一杯飲んで、ライブ開始。
どれくらい弾いたのかな、1時間ぐらいかな。小さい店内だから、僕が音数を多くすると、音で空間がいっぱいになってしまう。そうすると、お客さん1人1人が持つ自分のスペース(店内での自分の精神的な位置付け?)がなくなってしまい、きっと息苦しくなってしまうだろう。だから、お客さんの呼吸と同じくらいのリズムで、お客さんの会話のフレーズの数と同じぐらいの音のフレーズを弾くようにする。そうすると、僕も気持ちいい。
演奏終了、ZOMOも「Good」と言ってくれる。また明日来ます。
グラウンド・ゼロへ
その後、グラウンド・ゼロへ向かう。高層ビルが立ち並ぶエリアなのに、不自然にぽっかり穴が開いている空間がある。ビルがその空間を取り囲むような感じになっている。このぽっかり空いてしまったところが、グラウンド・ゼロだった。そばまで行く、フェンス越しに中を見る。なんだか、言葉にならないもの、心臓をぎゅっとワシ掴みされたような感覚。ここで亡くなった多くの御霊が、無言で語りかけてくる気がする。
日本でニュースで見ただけだったので、どうしてこういうテロが起きたのかとか、報復の連鎖だとか、ブッシュの政治のこととか、頭で考えてしまいがちだけど、ここに来ると、そういうこと以前に、亡くなられた方の御霊の無言の嘆きが、僕らの「命」に直接語りかけてくる。頭で考えがちだった自分を戒める。御冥福をお祈りいたします。
とっさに思い浮かんだ音を、ピアニカで吹いて、録音する。僕がすべきことは、この想いを音にして、人々に伝えることと思う。
その後、グラウンド・ゼロをぐるっと歩いてまわる。そして、地下鉄に乗る。この地下鉄は、まさにグラウンド・ゼロの中を通る。遊園地のアトラクションのように、地下鉄が、工事現場の中を通る。窓越しに、工事現場のライトで照らされた無気味な壁が見える。
グラウンド・ゼロに行く機会がある方は、ぜひこの地下鉄にも乗ってみて下さい。地上でフェンス越しに感じるものとは、また違った感覚です。
言葉にならんです......
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