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夏旅2004 第12日目: 奈良・万燈供養会
今日は、待ちに待った、奈良の東大寺で行われる、「万燈供養会(まんとうくようえ)」の日。去年も行ったのだけど、本当に感動したので、今年も来ました。
夕方に興福寺で大好きな阿修羅像を見て、そのあと、東大寺へ向かいました。奈良では「なら燈火会」というイベントを10日ほど行っており、その最終日でもあります。
黄泉の国へ...
ライトアップされた運慶快慶の阿吽の仁王像をくぐり、東大寺へ向かう。大仏殿に向かって、たくさんの灯籠が火の道を作る。おそらく、何百個という単位でしょう。その一つ一つの火がゆらめくので、遠くから見ると、浮遊する魂のよう。しかし、これら1つ1つは、寄進した人の願いが込められているので、本当に魂のこもった火と言えるだろうな。
大仏殿の小窓は今日は開かれていて、そこから大仏さまの顔がのぞいている。人々は、火の道に沿って、大仏殿に吸い寄せられるように向かう。大仏さまのでっかいでっかい御心に抱かれるために、迷える魂たちが、吸い寄せられて行く。
近づくにしたがって、僧の方たちの唱えるお経も聞こえてくる。大仏殿にたどり着くころには、ものすごく耳に響いてくる。死なないと行くことのできない黄泉の国は、きっとこんなじゃないかと、想像してしまう。
まだ行ったことがない人、ぜひ行ってみてください。本当におすすめします。
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