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「闇のあかり〜心の声を聴く」
重松壮一郎ピアノ・コンサート

音と布空間 - 力強い生命の音が、やさしい時間に響く

春の大分ツアー2日目。テキスタイル作家・椎原由紀子さんの布を使ったインスタレーションとの共演です。「闇のあかり〜心の声を聴く」をテーマに、江戸時代に棟上げされた酒蔵「久家の大蔵」からお送りします。

懐かしいその音色は、自然の音を紡いだ調べ。水の音、光の色、風のささやき、命の鼓動。それは、みんなの記憶のなかにあるけれど、あわただしい、日常のなかで見失っているモノかもしれません。ピアニストで作曲家、重松壮一郎の奏でる"力強い生命の音"が、やさしい時間に響きます。イロトリドリの布空間のなかで、今、みんな一緒に、生きていることをゆっくり味わってください。

大蔵に響きわたる、優しく、鮮やかな音色。閉ざされた、非日常の空間のなかで、音と心を感じてみませんか？自然の音色に耳を傾けると心の声も聞こえてくるかもしれません。それは、深い海のように静かに眠っていた心の声。闇を照らすあかりです。

1868年（江戸時代末期）に棟上げされた酒蔵「久家の大蔵」

会場の「久家の大蔵」は、1860年創業の造り酒屋、一の井手久家本店がかつて貯蔵庫として使用していた酒蔵です。蔵の外壁や内部に施されたポルトガルと臼杵の交流を表した装飾タイル壁画アズレージョの壁画は一見の価値が有ります。

■共演者のプロフィール
椎原由紀子（テキスタイル作家・空間演出）
布を使ったアート作品の制作や、空間演出を行う。自然のモチーフをスクリーンプリントの技法で布にプリントし、オブジェを制作。布の可能性を追求し、様々な表現手法を取り入れる。「ぬのことば」主宰。大分県臼杵市出身。