9日間のツアー。
愛知県での5公演を終え、富山県へ移動。
昨年のCD制作のためのクラウドファンディングで、
「演奏依頼」コースを選んでくれた浅見夫妻のもとへ。
もしお二人がクラファンを通じて演奏依頼をしてくださらなければ、
なかなか富山県に来る機会もないと思うので、とても感慨深いです。
色々と場所を探していただき、最終的に、お隣の石川県での開催に。
川北郡津幡町の日水花(ひみか)というスペースで、
CD発売記念ライブを企画していただきました。
10年ぶりの石川県でのライブでしたが、
偶然にも10年前も津幡町で演奏していました。
日水花は高台にある、とても素敵なスペースで、
大きなガラス窓からは大空と田んぼを見渡せました。
お天気は曇り時々雨という感じでしたが、
逆に、ライブの2時間の間に、空はさまざまな表情を見せてくれ、
時おり、雲の切間から陽の光が美しく差してくれました。
CD発売記念ということで、演奏曲目はアルバム収録曲を中心に、
代表曲である「風のゆくえ」「息をして」、
そして即興演奏で曲をつないでいくような構成でお届けしました。
ライブ終演後には、皆さんが持ち寄ってくれた楽器で即興セッション。
ピアノ、クラリネット、チェロ、クリスタルボウル。踊りたい人は踊って。
共に演奏する喜びは、調和する喜び。
今ここにともに生きていることを感じ、
この瞬間を分かち合う喜び。
それこそが、僕が誰かと一緒に演奏する意味だし、
それは、上手い下手とか、楽器がひける弾けないとは関係なく、
誰でも誰とでも体験できることだなと感じています。
今日もそんな時間でした。
今回のライブは、約20年前の関東での出会いからつながりました。
時をこえて、北陸で再会し、
またここで新たな出会いもあって。
到着してから、さよならするまで、
ずっと楽しく、ずっとご縁に感謝し続けた時間でした。
10年ぶりの北陸で、おいしいお魚も酒もいただいたけど、
ちょっと短かったので、なんだか名残惜しくて
(酒の飲み比べもあまりできていない!)。
富山での初ライブも結局は実現しなかったので、
また必ず演奏に参ります。
浅見直希さん・裕子さん、
日水花の西村里実さん、
そして出会ったすべての皆さん、
ありがとうございました!