今日は北海道ツアー4公演目、千秋楽。
豊浦町の佐藤いちご店喫茶室でのライブでした。
1週間前まであまりご予約がなく焦っていましたが、
満席も越えて、椅子も追加し、床にも座っていただきました。
本当に皆さん、ありがとうございました。
今回は、長年の友人であり、表現を重ね合わせてきた同志である詩人・稲尾教彦(のりへい)くんとの共演。
僕のNewアルバムと、彼の新詩集のダブル発売記念コンサートでした。
前半は僕のピアノソロの中に、彼とのコラボを挟む感じに。
後半は彼の語りに、ずっとピアノの即興を重ねる感じの構成でした。
最後は、彼の新詩集でも重要な位置付けの作品「ひかりのなかのこども」とのコラボでした。
これが、最高にいいものができて…。
僕らお互いそれを感じ、その場にいらした方にもそれが伝わった感もあり、本当に最高の瞬間でした。
「ひかりのなかのこども」は、昨年、僕のNewアルバム「beyond」クラファンの返礼品に添える詩の創作を彼にお願いしたときにできた詩で、アルバム1曲目「Universe」の音源を聴いてもらった際にできたそうです。
この曲はこのアルバムのために作り上げた曲で、
コロナでライブが無くなり、悶々とした日々の中で、改めて自分と向き合うことで生まれた曲です。
自分の中の宇宙に気づき、その宇宙が広がって、世界とつながって一つになるような、
暗闇から光へと突入していくようなイメージの曲。
彼もまた、表現したくてもうまくいかない、ある感覚があって、
この曲の音源を聴いたときに、それがつかめて、詩が生まれてきたとのこと。
今日のコラボでは、この「Universe」を即興的に弾いたのですが、
なんというか、この曲が、本来の姿に到達したような、そんな感覚がありました。
自分の内側にある「ひかり」に気づき、新しい世界へと旅立っていくような感覚。
この感覚を大切にしていきたいね。
のりへいくん、お越しくださった皆さま、
そして、とっても素敵な会場・佐藤いちご店喫茶室さん、
ありがとうございました!