今年の9月、ソロ・アルバムを録音します。
その制作資金集めのための、クラウドファンディングを、7月後半より行う予定です。
クラウドファンディングには、これまでに2回、挑戦しましたが、いずれも団体としてでした。
今回は個人名義。初めて、一人で挑戦します。
クラファンのガイドブックに、「スタート1ヶ月前には告知開始しましょう」みたいなことが書いてあったので、
少しずつ、書き連ねていこうと思います。
前回のソロアルバム「tsumugi」が、2011年録音、2012年リリースですので、約10年ぶりとなります。
途中、さまざまな方とのコラボCDや、イベント販売用CD、私家版のような手作りCDは作ってきました。
でも腰を据えてソロに取り組むのに、10年かかってしまいました。
なぜ10年もかかったかというと、いろんな理由がありまして、
一番大きな理由は、資金の問題です。
前作を作った際に、コツコツ貯めていた貯金を、ほぼ使い果たしました。
2010年には娘が産まれまていましたので、
僕は次の制作資金を貯めるどころか、
一家の大黒柱として生活費を稼ぐことに必死でした。
コロナになると、芸術は不要不急と言われ、ライブは軒並みキャンセル。
生活費を稼ぐこともままならない時期もありました。
それでも多くの方のサポートもあり、
コロナ禍でもできる演奏やワークショップの依頼や、
作曲依頼もいただき、ライブ配信などもコツコツして、
音楽家として、生き続けることができています。
そして10年。
さすがにもう作らねばと決意し、クラウドファンディングを利用しながら、
新作レコーディングに取り組むことにいたしました。
前作の時には、娘の誕生と、3.11東日本大地震という大事件があり、
アルバムの大きなテーマとなりました。
今回は、新型コロナウィルスの世界的流行、
そしてロシアのウクライナ侵攻という大事件。
日本ではこの戦争に乗じて、憲法改正、核武装まで言い出す政党がおり、支持を集めています。
進む世界の分断のなか、どんなアルバムを作るべきか、
構想が膨らんでいきました…。
(次は、クラウドファンディングの中身について、書きたいと思います)