今日は長崎県佐世保市の相浦光キリスト教会でのソロ・コンサートでした。
お越しくださった皆さん、ありがとうございました。
ライブがすべて中止・延期になった1、2月を経て、2ヶ月半ぶりに無事に開催できたコンサート。
お越しくださったお一人お一人に、本当に感謝です。
こちらで演奏するのは3回目です。
白い空間に光が美しくさし、高い天井に音が柔らかく響く空間。
ここにいるだけで穏やかで、清々しい気持ちになれます。
そして、牧師さん、信徒の皆さんがいつも暖かく迎えてくださいます。
僕にとっては、コロナの困難な時にあっても、希望や癒しをいただけ、救われた気持ちになれる場所です。
佐世保市は今日までがまん延防止措置期間でした。
僕は芸術は不要不急ではないと思っているし、国もコロナ対策をした上でのイベント開催を認めています。
それでも、ほとんどの人が、行動を自粛してしまう。
もちろん、それぞれの想いや立場や事情で、自粛して当然ですが、社会としては足踏み状態です。
飲食店のように補助金が出るわけではない、僕ら舞台関係者にとって、苦しい状態が続いています。
今日のコンサートも、10名も集まらないかもな…と覚悟していましたが、
思っていた以上に多くの方にお越しいただけました。
今日のテーマは、「春の祈り」。
冬から春へと移ろう季節の音、春がきた喜びの音、
そして、ウクライナの人々と、ロシアを含む平和を願う世界中の人々のことを想い、祈りの音を紡ぎました。
後半の1曲目「地球(ほし)のこもりうた」は、11年前の3.11東日本大震災の時に生まれた曲。
今日は、ウクライナの地下壕で、我が子を抱きしめるお母さんたちのことを想い、演奏しました。
そして、ゲストで出てくれた娘つむぎが歌ってくれた「菩提樹がうたうとき」。
どんなに貧しくとも希望を見失わないことを曲にしており、讃美歌をイメージして作った曲でもありますので、教会というこの空間で演奏したかった曲です。
つむぎの歌声もまっすぐで、とてもよかった。
皆さんにも届いたようで、とても嬉しいです。
ずっと続く景気低迷、コロナ、そしてウクライナ危機と、
前途多難なこの世界ですが、希望を見失わず、歩んでいきたいです。
ありがとうございました!