今日は「第10回 させぼ文化マンス」2日目でした。
お越しくださったみなさん、ありがとうございました。
「SASEBOここから楽団」としてステージに立つ「みんなでつくる こどもコンサート」。
1日目よりも少しリラックスできたのか、より笑顔で楽しくステージに立てたみたいで、回を重ねるごとに、成長していっているのを感じました。とっても大きなホールの大きなステージだけど、堂々としていました。
リハーサルから始まり、ラジオに出てアピールしたり、外でチラシ配って宣伝したり、終わった後にもインタビューを受けたり。1日ずっと大活躍な子どもたちでした。「インタビュー受けたい人!」「次の曲紹介したい人!」「この曲のソロを歌いたい人!」と、こちらからの呼びかけに、みんな積極的に手を上げてくれて、誰を選ぶのか大変なくらい。それぞれの個性が素直に出ていて、本当にみんなかわいいです。
今年は小さな子のメンバーが増えました。3歳から中2まで幅広い年齢層。歳上の子が、歳下の子をいつも気にかけて、面倒をみてくれています。だから、下の子たちはママがそばにいなくても、安心してあのでっかいステージに立てるんだなぁと思います。お姉さんお兄さんたちの歌や演奏に影響されて、私も次はソロを歌いたいなぁ、曲紹介やってみたいなぁと思う。上の子たちも、下の子たちが無邪気に歌ったり踊ったりするのに影響されてか、以前より楽しそうに演奏してくれていると感じます。本当に、育ち合っているんだなぁと思います。
今年は「あかねこのうた」という新曲が加わりました。これは僕が6月頃に作った歌で、それぞれの個性を認め合おうというテーマです。同調圧力や、いじめ、差別、出る杭を打ったり、校則が厳しかったり、なにかと息苦しい子どもの世界、そして世の中です。でもこの曲では「わたしはわたし。それでいい!」と高らかに歌い上げる歌詞になっています。他人の個性を認め、自分の個性も堂々と発揮して育ってほしい、という願いを込めています。この曲を子どもたちがとても気に入ってくれて、ステージ上だけでなく、ふだんも口ずさんでくれているのが、今年、僕が一番嬉しかったことでした。
このプロジェクトで大切にしているのは、大人があれやれ、これやれと命令しないこと。逆に、すべてやってあげたりもしないこと。あくまで、子どもたちが主体であり、大人が色々と準備をしてあげて、取り組みやすい状況を作ってあげるけど、あとは子どもたちに任せています。子どもたちはそれぞれ創意工夫して取り組みんでいますが、とても自然に、楽しんで、お互いに助け合っています。あとは、大人も楽しんじゃって、いい意味で子どもを巻き込むこと。子育て全般に通づることですよね。情操教育とか云々カンヌン、頭で考えてする必要はないんですよね。
「SASEBOここから楽団」の活動は、「させぼ文化マンス」をメインに、他にも県内各所で出演したり、楽器作りワークショップをしています。気軽に声をかけてくださいね。
子どもたち、保護者のみなさん、そしてプロジェクトのメンバー、
本当にありがとうございました!