今日は熊本県宇城市のカフェ寿限無で、ギタリスト樫原秀彦さんとの2度目のDUOライブでした。満員御礼。お越しくださった皆さん、ありがとうございました。
前日入りし、樫原さん宅でセッションに時間をかけました。ギターとピアノは似ている楽器で、弦を弾いて音を出し、音の減衰が早い。点の連なりでメロディを作り、和音で面を作ります。
まったく異なる管楽器や弦楽器、歌や打楽器などとのコラボだと楽に組み合わせられるのに対し、ギターとだとかなり工夫が必要です。ふだん、ギターとの共演はほぼないし、試行錯誤を繰り返しました。うーん、いいんだけど、もっと美しい調和を作れるはず!みたいな。
本番のプログラムは、完全即興セッション、お互いのオリジナル曲をベースにしたセッション、各々のソロなどを組み合わせました。練習の甲斐もあって、充実したセッションで、とてもいいライブになりました。
樫原さんと、音での対話だけでなく、滞在中、たくさん話しもしました。
似ているところもあるけれど、まったく違うところ、価値観も多々あります。その違いを乗り越えて、1つの理想の音楽を作っていくのがセッションの醍醐味。それは、全人類が違いや分断を乗り越えて、平和な地球を作っていくのと同じだと思います。
音楽を通じて、そうしたトライを、楽しみながらできる相手がいることを、幸せに思います。
樫原さん、寿限無さん、皆さんありがとうございました!