2日間にわたる天白文化小劇場での劇団そらのゆめ、劇団天白月夜との共演が無事に終わりました。
お越しくださった皆さん、ありがとうございました。
コロナ禍にも関わらず、400名近くの方がお越しくださいました。
チケットを販売された劇団や劇場の皆さんのご努力はもちろんのことですが、
生の舞台芸術に触れたいと思ってくださる方、舞台人を応援したいと思ってくださる方が、こうして駆けつけてくださったことに、本当に感謝です。
演じる皆さんに呼応するように、音を紡いでいくのが僕の仕事ですが、心を震わされる瞬間がいくつもありました。
特に感情移入したのは「そのおとこ」。
ホームレスの男の孤独と、足早に通り過ぎながらも、似たような孤独をうちに秘めた現代人が持つ、温かさも冷たさも感じる視線・心情。
僕もいつ仕事を失い、家や家族を失うか分からないと思います。誰もがそうでしょう。
それを描き出した谷川俊太郎の詩もすごいけど、これを舞台にした演出家・川村ミチルもすごいです。
2部構成+ミニコンサート × 3公演というプログラムで、僕にとっては9回の出番がある感じでした。
なかなかハードでしたが、必要としていただき、遠く長崎から呼んでくださり、心から感謝です。
決まりきったことをやるのではないので、僕もとてもやり甲斐がありました。
終わりの挨拶で、川村ミチルが「舞台芸術の灯が消えないように」という話をしましたが、そうならぬよう、つながりを大切に、たゆまぬ努力を続けたいですね。
何が不要不急かどうかは、個人によって異なります。
一方だけを悪者扱いしたり、一方だけに税金が大量に投入されるのではない、分断を生まない公正で自由、平等な社会や政治を求めます。
まだあと数年は、厳しい日々が続くと思いますが、楽しみながら頑張りましょう。
ありがとうございました!