今日は、うらんたん文庫(福岡県福津市)でのライブでした。
お越しくださった皆さん、ありがとうございました。
20名も入れば満席になる小さな空間なので、コロナ対策で10名限定。
でも、この小さな空間も、10名ひとり一人の存在も、とてもとても大きくて。
特に知の集積ともいえる書籍やアート作品のあふれるこの空間は、無限の広がりを感じます。
前半は完全即興。静寂の中で、最高の集中力で、1音1音を紡ぎ出すことができました。
この時間・空間に、ずっと宇宙を感じていました。
うらんたんさんが「今までの即興演奏で一番好きでした」と言ってくれて嬉しかった!
後半はオリジナル。
そしてアンコールに、つむぎを迎え入れました。
ちょうど1年前のコンサートでも、つむぎと共演しましたが、
凛とした立ち姿も、未来を見据える目も、すごく成長を感じさせるものでした。
いつもマイク無しで、僕のピアノと一緒に演奏していますから、何かに頼ることなく、自分の歌声で力強く歌うことが常です。
少し声が裏返ってしまったり、課題はたくさんあるけど、自分に言い訳せず、まっすぐ前を向いて立ち向かう姿は、大人と比較してどうとかというレベルを超えて、一人のアーティストとしての力強さを感じさせるものでした。
春のコンサートがコロナの影響で延期となり、今日の開催となりました。
キャンセルや延期になったコンサートはここまで40公演以上あります。
その中で、キャンセルや延期になっても、ギャラはお支払いします、と言ってくださったのは、うらんたん文庫さんだけです。
友人の分まで素敵な宿をとってくださったり、いつも楽しい打ち上げを用意してくださったり。
この空間にくればみんなが感じることですが、無償の愛を感じる、すごく特別な存在です。
こうして、ここで演奏できて、本当に幸せです。
また来年、無事に演奏に来れることを楽しみにしています。
ありがとうございました!