春の沖縄ツアー初日は、昼夜2公演。
夜は北中城のEMコスタビスタ沖縄 ホテルのバーエストレーヤでのコンサートでした。
フルート奏者・玉那覇功さんに企画していただきました。
事の始まりは昨春の沖縄ツアー。
カフェポンチェのライブに参加してくださった玉那覇さんが、終演後に僕にフルートのための作曲依頼をしてくださいました。
そして出来上がった曲のお披露目も兼ねて、コンサートを企画していただいたのです。
僕にとって嬉しかったのは、フルートだったことと、沖縄だったこと。
僕の父はアマチュアながらフルートを吹くので、フルートの音は子どもの頃から常に聴いて育った音です。
また、沖縄は、僕が大人になって今のような音楽を始めたきっかけの場所であり、その頃の僕を救ってくれた場所でもあります。
琉球音階を使う訳ではないけれども、沖縄のことを想い、曲を作りました。
頭の中ではフルートがメロディを奏でることを想像して作ったけど、実際に聴いたのは、この日のリハの時が初めて。
玉那覇さんは曲想もちゃんと掴んでくださり、本番もすごくいい感じで演奏できました。
タイトルは仮で「子守唄」としています。
また歌詞もつけて、歌にもしたいなと思っています。
この日は、この新曲の他に、二人での即興セッションもしました。
また、ソロステージでは、世界に対する祈りをテーマに即興演奏もしました。
この日も、開演前にコンサートの中止がひとつ決まり、そのショックもありましたが、世界中が戦時下というほどのコロナショックを受けている状況を考えると、祈らずにはいられませんでした。
そして、玉那覇さんとの即興セッション(この動画の後半部分)では、こうして演奏できることの喜びを全身で感じながら演奏しました。
僕はこうして演奏していたい。ただただシンプルに。それがなかなか叶わなくなった現状が苦しいけど、いつかまたその日がくることを願って、光のほうへと駆け抜けてゆくようなセッションになりました。
会場のエストレーヤさんは、びっくりするような素敵なロケーション。昼の森の風景も素晴らしかったし、夜景も素晴らしかったです。
会場の方もすごく喜んでくださいました。ぜひまたここで演奏したいです。
ガラス窓のど真ん中にピアノを置いても素敵だろうなぁ。
玉那覇さん、お越しくださった皆さん、エストレーヤさん、
ありがとうございました!