この2日間は久しぶりの東北ツアー。仙台で2daysだった。
今日、仙台での2公演目のラスト、「息をして」のクライマックスのとき、弾きながら、いろんな想いが込み上げて、涙があふれてきてしまった。
聞いた話では「こんな時にイベントなんて!」と、お店にクレーム付けてくる人がいるらしい。だから、お店も宣伝できないと。非国民とまで言う人がいるらしい。
音楽は、そんな風に人を攻撃的にしたり、人々の分断を生んだりするものではなく、むしろ人々をつなげ、幸せにするものなのに…。ほんとうに悲しくなった。
20、30人が参加してくれたはずのライブに、4、5人しか参加者がいない事態。でも現地まで行き、毎日、精いっぱいの演奏をしている。お店だって、批判されることを覚悟で、ライブをさせてるくれている。助けてくれる人がいる。この状況でも聴きに来てくれる人がいる。
そのことを思ったら、涙があふれてきてしまった。そして同時に「負けるもんか!」と心のなかで叫んだ。
音楽は、みんなのすさんだ心や、不安や、攻撃的な気持ちを、きっと穏やかにし、社会に平和をもたらすものなんだって、僕は信じてる。どんな状況でも弾き続けたい。