北海道ツアー3公演目は、札幌から移動して、豊浦町のコミュニティカフェあっぷるでのライブ。
お越しくださった皆さん、ありがとうございました。
のりへいくんこと稲尾教彦(詩人・言語造形家)くんとの共演。
この十数年、全国各地で何十回も共演を重ねた、魂の語り合いができる存在です。
前半は小さなお子さんOK、後半は大人向け。
静寂の中に、詩の語りと、ピアノの音がただただ紡がれていく時間。
小さな子どもがそれにじっと浸るのは難しい面もあるので、以前はこの二人での子ども向けライブというのはあまりしていませんでした。
でもお互いの子どもも成長し、僕らも成長。
下は4歳くらいから参加の、約1時間のライブになりましたが、みんな最後まで楽しんでくれました。
後半の部は大人のみの参加。
僕が冬しか演奏しない曲「Crystal Song」を初めて二人でやったり、のりへいくんも新しい詩ばかりを選んだり、お互いに新鮮なプログラムになりました。
「生の間」など、過去の作品をやろうかという話も上がりましたが、偶然にも二人とも新しいものをやりたいって思ったんだよね。
夜、のりへいくん家で少しゆっくりと語らうこともできました。
以前、お互いに長崎に住んでいたときのように、頻繁に会ったり、話したり、共演することはできません。
それだけに、遠く北海道まで来た甲斐がある、価値があると思える時間でした。
本当にありがとうね。
無事に北海道ツアーを終え、飛行機の窓から見た白い大地は、とても美しく、
またいつ来れるか分からないだけに、とても切なく、愛おしく感じました。
飛行機に乗れば3時間弱で来れるとはいえ、
ピアノのある場所を探して、ライブを複数企画してツアーを組み、それぞれ皆さんに協力してもらってお客さんを集めて、というのを頻繁にできる訳ではありません。
次は数年後になるか、はたまた呼んでくださる方がいて来年や今年になるか、先のことは分かりませんが、
その時に、もっともっといい演奏ができるように、日々頑張りたい。
北海道のみなさん、ありがとうございました!