熊本ツアー2日目。今日は、熊本・長洲のカフェあゆたりで昼夜2ステージのライブでした。お越しくださった皆様、ありがとうございました。夜の部は満員御礼でした。
床も壁も木造の小さな空間は、スピーカーの中にいるような良い響き。灯りを落とし、暗闇に音が広がると、小宇宙のようになります。
昼夜、それぞれ1時間半の予定が、結局、演奏を始めると2時間近くに。
もちろんエネルギーを50%ずつ使うなんて器用なことはできないので、昼の部が終わった時点で、あ〜この全力でやるのをさらにもう2時間か!という感じでした。
でも、こうした時の方が、余計な力が抜けて、いい演奏ができるんですよね。夜の部の最後の「息をして」は、意識が飛びそうでしたが…。
1年を通じていろんなタイプのコンサートをやっていて、誰かとのセッションだったり、バンド形態だったり、歌モノだったり、子ども向けの楽しいライブだったり。それぞれとても充実していて、やり甲斐があります。
でも原点は、こうしたソロ・コンサート。約4時間、みっちりピアノ・ソロに向かい、お客さんと、純粋に音を通じてつながり合える時間はかけがえのないもの。誰かとの共演で僕を知ってくれた人が、ソロを初めて聴きにきてくださる。僕がまっすぐに音世界を描いていくのを一緒に感じてくださるのは、本当に幸せなことです。
1年の最後に、たっぷりとソロをする機会をいただけた、あゆたりさんに感謝です。
来年も、ソロもたくさんやりたいし、共演者としか作れない世界も大切にしていきたいです。
なんにせよ、一人でできることには限界があります。お店の方や、共演者、集客を手伝ってくださる方、演奏依頼をくださる方々に、いつも助けられています。来年もどうぞよろしくお願いいたします!