今日は東京・調布にあるオープンガーデン・森のテラスでのライブでした。
お越しくださった皆さん、ありがとうございました。
昨日に引き続き、テキスタイル作家・椎原由紀子さんの空間演出。
天気予報はずっと雨だったのですが、雨はやみ、由紀子さんのオブジェも、少し外にも吊るすことができました。
全体的に曇ってはいたけど、時折、太陽が顔を出し、濡れたテラスをキラキラと輝かしてくれました。
さらに、室内にたくさん吊り下げた、由紀子さんの透明感あふれる色とりどりのオブジェも、この空間をよりいっそう美しいものにしてくれました。
ここで演奏するとき、僕は他のどの会場とも違う感覚で演奏することができます。
この周りの森の音と、ピアノの音が調和し、溶け合うような音が、自然と生まれてくるし、
僕自身も、自分が透明になって、森と一つになるような、音を介して、森と僕と聴いてくれる人が一つになるような感覚を覚えます。
今日は、雨がやんだのを喜ぶかのように、鳥たちがたくさん鳴いていました。
ピアノの演奏が始まると、鳥たちの歌声も増えていき、一緒に歌ってくれているようでした。
森のテラスで演奏するのは70、80回目くらいだと思うのですが、季節やその日の気候によって、まったく異なる表情を見せてくれます。それと呼応するように、生まれる音楽も異なります。
由紀子さん、森のテラスさん、皆さん、
ありがとうございました!
★次回開催予定: 2020年3月8日(日)生きとし生けるものすべてに向けた音 vol.62
テラスの桜が咲いていたらいいな。
ぜひどうぞお越しください。