昨日から関西入り。今日の午前中は、大阪府阪南市の西鳥取公民館でのライブでした。お越しくださった皆さん、ありがとうございました。
以前、「ガラクタに咲いた花」で公演させていただいた阪南市の子ども劇場「子どもNPOはらっぱ」さんが企画してくださり、会員の朗読家・どいてるみさんの「雨月物語」の語りとの共演でした。
今日は「雨月物語」の中の「青頭巾」という作品で、「位の高い僧侶が少年(稚児)への偏った愛の末に、カニバリズム・人喰い鬼へと化していく」という、なかなかの恐ろしい物語。でも、古典の文体の言葉の響きがとても美しく、音楽的で、ピアノもすごく即興しやすく、とてもいいものができました。てるみさんは、現代訳で朗読するか、古典原文のまま朗読するか、迷われていたのですが、原文でやったよかったですね。
てるみさん、はらっぱのみなさん、ありがとうございました!
ところで、会場の西鳥取公民館。町の小さな公民館にこんなステキなホールがあるなんて。ピアノが床下からせり上がって来ました(ピアノの床下収納)。聞けばバブル期に作られたものだそう。可動式の客席もあり、最大200名までいけるみたいですが、50人以下でも十分にいい雰囲気が作れる。どでかいホールはそんなにいらないから、市民が気軽に使えるこの規模の小ホールをもっと地域に作ればいいのにと思います。もし僕の住む町にあったら、月1で何か企画してるなぁ!