オランダ・ツアー2週間の滞在を終えました。
最初の3日ほどは肌寒かったのですが、あとはカラッと晴れた最高のお天気で、30度前後の気持ちいい夏の日々でした。
今回で3回目となりますが、毎年少しずつ、つながりも増えて、ライブを聴いてくださった方が演奏依頼をくださり、活動の幅が広がっていることが、何よりも嬉しいです。
ふだん日本を演奏して周っている同じ感覚で、海外でも軽やかに演奏して周りたいと、僕はいつも願っています。パスポートを持って空港にいるとき、自分を縛っている何かから解き放たれ、自由にどこにでも飛び立てるように感じます。見知らぬ土地で、新しいものや人、自然、街と出会い、新鮮な風を自分の中に取り込みたい。常にそう願っています。
実際には、ピアノのある場所、人とのつながり、渡航資金となる演奏料がないとそれは叶いません。いつも僕を助けてくださる友人たちや、家族、すべての出会う人々に、心から感謝しています。
年齢を重ねるにつれ、自分のこれからの生き方(死に方)への意識が強まります。
オランダの美しい風景、風通しの良い社会、高い生活水準、豊かさを感じると、こんな場所で生きたいなぁと感じます。それは自分が日本にいても、どこに住んでも実現できるのかもしれないし、そうではないかもしれません。ただ、娘のこれからの教育を考えた時、彼女がより進んだ教育の中で、自由を感じながら、自分を発揮できる環境で学ばせてあげたいなぁと思っています(特に、彼女が音楽や美術方面へ進むなら)。このことについては、今後の5年間ぐらいの中で答えを見つけていきたいなと思っています。
今回は、ライブレポート以外の投稿がほとんどできませんでした。でも、いつも変わらないオランダの美しい風景や豊かな暮らしに感動し、おいしいパンとチーズとビールを十分すぎるくらいいただきました。
ライブもすべて充実し、娘も一緒にたくさん演奏ができました。2週間滞在させてもらったヒームストラ家をはじめ、お世話になった皆さん、本当にありがとうございました。
これまで家族で年1回の渡航でしたが、来年の2月前半に、僕だけまたオランダ・ツアーを開催します。
10日間の日程で、すでに4〜5つほどライブが決まっていますが、まだ増やしていきたいと思っておりますので、ぜひお声をおかけください。
これからもよろしくお願いいたします。
ありがとうございました!