この3日間は広島ツアー。
原爆が落とされた8月6日に合わせ、ツアーを組んでいます。
今日の午前中、娘つむぎ(小3)と一緒に広島平和資料館へ。来年には学校で長崎平和資料館に行くので、その前に親子で行きたいなと思って。ちゃんと一つ一つ説明してあげれるから。
小さい頃から社会的なことはたくさん話をしてきたし、新聞も一緒に読むし、戦争のことも平和のことも、たくさん語り合ってきた。はだしのゲンも読んでるし、原爆の絵本もけっこう読んでいる。だからもう大丈夫かなと思った。
でも入口からほど近く、かなり早い段階で、気分が悪くなってしまった。原爆投下直後の惨状の展示空間で火傷の写真が続くのだが、そこで「気分が悪い」「もうやめとく」と正直に言ってくれた。
すぐに引き返し、ロビー近くのソファで、休んだ。そして大丈夫だよと抱きしめ、1時間くらい、戦争と平和についてじっくり語り合った。
彼女は、なぜ憲法9条があるのに、自衛隊があるのか質問してきた。他にも、日本がアジア諸国にしてきたこと、安倍改憲のなにが問題か、なぜ日本は核兵器禁止条約に参加しないのか、広島のオバマ演説のおかしな点、アメリカではどのように原爆を位置付けているか、原爆投下は本当に必要だったのか、世界中の人が資料館にくればいいのになどなど、話題は尽きなかった。彼女の理解力や想像力は計り知れないほどだ。でもまだまだハートは小3だし、感性は敏感だった。
連れてきたことを少し悔やんだ。でも来てよかったとも思った。実は先日、原爆を題材にした物語を彼女が創作していたのだが、もっと原爆の実相を知った上で、創作してもらいたいと思っていたのだ。少し辛い想いはしたけど、途中までだけど、ちゃんと見てもらえてよかった。
それからゆっくりと平和公園を歩き、何度も手を合わせ、祈り、そして語り合った。
少しずつ少しずつ。
一緒に感じ、考え、
平和をつくっていこう。