「MY WORLD 〜 わたしのそら展」、全5日間が無事に終了しました。
お越しくださった皆さん、ありがとうございました。
概算ですが300名くらいの方がお越しくださったのではないかと思います。
妻との二人展は15年ぶりでした(前回は2004年、東京・上北沢の現代HIGHTSという現代アートのギャラリーで開催)。今回は市の美術館である佐世保市博物館島瀬美術センターで、娘つむぎも加わった、2.5人展という感じでした。
僕には音楽という表現手段があり、妻には美術という手段があります。だから自分の内側にある「わたしのせかい」をいつでも表現できます。人によっては、それが言葉だったり、写真だったり、歌だったり。でもその手段がなくて、いや、あっても、様々な理由で、自分を表現できず、抑圧された中で生きているかもしれない。でも、誰にだって表現の自由があり、うまい下手は関係なく、表現していいはず。自分には必要ないと思っている人でも、やってみたら、新しい扉が開けて、清々しい気持ちになるかもしれない。人生が変わるかもしれない。そのきっかけにして欲しいと思い、企画した音楽とアートのイベントでした。
僕の担当は週末の4回のコンサート。完全即興のソロ。スガさんのライブペインティングとの共演。つむぎとのDUO。お客さんも参加するセッションや、参加型のライブペインティング。それぞれやりたいことをそのまま形にでき、とても楽しく充実していました。家族3人だけなく、スガさんにも加わってもらえたことも、お客さんにも加わってもらったことも、世界が広がり、とても良かったです。
自由に表現できないような抑圧があったり、閉鎖的だったり、閉塞感があったりしては、僕らの世界は苦しくなります。それぞれが、本当に自由に表現した「わたしのせかい」と「あなたのせかい」が重なり合った時に生まれるもの。それが見たかった訳ですが、最後の参加型のライブペインティングで、大きなカンヴァスにこどもたちが思い思いに絵を描いて生まれた世界は、まさに僕らが見たかった世界でした。
今回のイベントで見えてきた課題も展望も、すべて次に活かしていきます。こうしてやりたいことをやり続けるのが、僕の生き方。楽しんで生きたいです。ありがとうございました!