風の音楽家の冬のツアー、3日は奈良のカフェ VIVOさん。
お越しくださった皆さん、VIVOさん、ありがとうございました!
お客さまはとても温かく、最後まで一緒に盛り上げてくださいました。
僕らもこれで最後なので、想いをこめて演奏することができました。
出会って10年以上。風の音楽家として活動してから6年ほど。出せる音量の異なるアコースティック楽器を、マイク無しで音量を調和させるのに苦労してきたし、それぞれがソロで活動している時の個性をバンド形態でどう活かすか、とても悩ましかった。でもこの一年で、そのバランスがようやく分かってきた気がします。
魚くんが水を得た魚のようにのびのびとパフォーマンスするにはどうしたらいいか。ピアノの音量を上げて盛り上げたい部分で、馬頭琴の音量とどうバランスとるか。即興とオリジナルのバランスはどうするか。いずれも、感覚的につかめて来ました。そしたらアンサンブルがどんどん良くなっていきました。
来年は新曲も作って、たくさんやりたいな。
ツアーはこれにて千秋楽。
魚くん、岡林さん、ありがとう。
来年もよろしくね!
皆さん、ありがとうございました!
◎風の音楽家 春の九州ツアー2019
【福岡】4/3(金)箱崎水族館 喫茶室(福岡市)
【熊本】4/4(木)カフェ アルバーロ(荒尾)
【熊本】4/5(金)ちゃぶ台(玉名)
【熊本】4/5(金)カフェ あゆたり(長洲)
【長崎】4/6(土)龍頭泉 風水庵(東彼杵)
【大分】4/7(日)厳浄寺(耶馬渓)
風の音楽家の曲「TRAIN SONG」。毎回、胸が熱くなります。ツアー最終日にこの曲を演奏するとき、旅の終わりの寂しさや、お客さんやメンバー二人への感謝の気持ちも重なって、演奏しながら涙してしまいます。
音楽活動も、人生も、恐れや不安があって、孤独もあって、でも、決して一人ではなくて。すべてに感謝しながら、己の命の導くままに、魂の喜ぶ方へと立ち向かえばいい。そんな想いを、魚くんが見事に詩にしてくれています。
また、春のツアーで再会し、演奏できるのが楽しみです。
ありがとう。
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「TRAIN SONG」
夜明け前のような
始まる前のような
あの予感は一体何だったんだろう?
いつも通りの日々が
崩れてゆくような
あの胸さわぎは何だったんだろう
聞こえないふりで
今年も同じ花が咲く
よくもない悪くもない日々が
幸せなんじゃないかと思ってた
お迎えが来たような
旅立ちの寂しさは
逃れられないものだったんだろう
花束を胸に添えて
微笑むきみに言った
「また会おう」間違ってなんかない
誰もいなくなったような
何もかもが終わってしまったような
祭りは終わり 風が吹き抜ける
踏み荒らされた土の上にも芽が生える
誰もいなくなったような
何もかもが終わってしまったような
どこに居ても どこまで行っても
崩れない壁を前に立ち尽くす
独りぼっちの旅
真っ暗な闇を行く
怖れと不安 間違っているのかな?
誰が知ってる
誰が知ってる?
僕のイノチよ導いておくれ
誰が知ってる
目を閉じる 目を開く
なんだみんな ここにいたんだね
なんだみんな ここにいたんだね