「こんなコンサートがあるけど、来ない?」
と誘った時の反応が、
「お、いいね!」な国と、
「いや〜コンサートはちょっと…」な国だったら、
音楽家が活動しやすいのは、もちろん前者の国。
ヨーロッパで演奏活動すると、前者のような活動のしやすさを感じる。
ヨーロッパで演奏活動すると、前者のような活動のしやすさを感じる。
日本が「お、いいね!」な国になるようにするには、
僕ら音楽家がいいコンサートをコツコツ積み上げるしかない。
みんなの身近に、すぐ隣に生の芸術があって、
ハードルを感じることなく参加してもらえるような、
多くの人が、自分もやってみようかなって思える国になるために。
でもそれは僕らの努力だけじゃなくて、
政府や自治体のバックアップがあれば、
なおさらそういう国に近づける訳です。
ハコモノとか、ダムとか、カジノとか、オリンピックとか、原発とか、武器購入とかに、
大金やエネルギーを使うような、前近代的なやり方じゃなくて、
人を大切にし、人を育てることに投資してほしい。
すでにそれをやっている国に比べたら、日本は周回遅れだ。
文化大国は程遠い。