オランダ&ベルギー・ツアー2018、第15日目。
今日でオランダともお別れです。
今回でヨーロッパでの演奏は3回目。オランダ、ベルギーは2度目でした。
今回も、友人家族のヒームストラ家に滞在させていただき、現地の人のように生活させていただき、皆さんのサポートのおかげで各地で演奏をすることができました。
今回の旅で印象深かったいくつかのこと。
まずは娘つむぎとの共演を、ヨーロッパの皆さんに聴いていただけたこと。ベルギーでの4箇所も含め、10ステージの演奏をしましたが、そのうち、6ステージはなんならかの共演をしました。1年前には考えられなかったこと。僕のソロは、元々は大人向け中心なので、娘と共演することでより幅広い年代に喜んでいただけるのは、とても嬉しいことです。
また、昨年出会った人々と、新たな共演の企画ができたり、より深い友人関係が築けたことは本当に嬉しいことでした。特に同じ即興ピアニストAnne Bakkerさんとの共演は、次への展開がとても楽しみです。
海外に来ると、その国の素晴らしい点をたくさん感じます。電線・電柱がなく、看板もガードレールもなく、信号もすごく少ないオランダは、街並みがとにかく美しい。緑が多く、光、風、空をたくさん感じらます。全体的に平地ということもあって、すごく透き通って感じます。また、外食はちょっと高いけど、市場やスーパーの食材はすごく豊かで安く感じられます。食や住環境、街並みといった「暮らし」全般が豊かであるというのは、こんなにも心地よく、自由を感じるものなのかと思い知ります。日本に帰ったら、そんないい面をどうにか日々の生活に取り入れられないかなと、いつも感じます。
横浜で育った僕も、少しずつ西へ西へと移住し、今ははしっこ長崎から各地へ飛び立つ生活です。人のご縁のおかげで、各地へと演奏に行くことができます。それは海外でも何も変わらなく、人のつながりがあって初めて、その地で演奏ができます。本当に感謝しかありません。これからも風のように身軽に演奏に行きたい。どうぞ今後ともよろしくお願いいたします。
ヒームストラ家での毎日は夢のように楽しく、子どもたちは泣いたり笑ったり、大人も毎晩遅くまで語り合い、泣いたり笑ったりでした。そんな友と出会えた人生に心から感謝します。
お世話になった皆さん、本当にありがとうございました。
また来年も訪れる予定でいます。
また会う日まで、どうぞお元気でお過ごしください!