オランダ&ベルギー・ツアー2018、第10日目。
今日はオランダのNieuw-Vennepのヒームストラ家での夜の大人向けコンサート。
今年もたくさんの方がお越しくださいました。ありがとうございました!
こちらは20時くらいまでは明るく、 演奏するうちに、だんだん夜がふけていきました。
前半は、即興演奏とオリジナル曲を織り交ぜて、約40分のソロ。後半は、広島と長崎の原爆をテーマにした「忘れえぬ記憶」で始まり、 娘つむぎともにオリジナル曲「にじがわらって」、沖縄の「童神(わらびがみ)」(別で投稿しましたが、つむぎの「童神」は本当に胸を打つものがありました….)。最後はオリジナル曲「息をして」でした。
原爆をテーマにした「忘れえぬ記憶」は、被爆者の平均年齢が80代を越えていて、原爆の記憶を継承することが、人類共通の課題だということも演奏前に皆さんに伝えて、演奏しています(つたない英語のMCですが)。
音は、想いや魂をのせて、生まれては消えてゆく、この瞬間を刻み、この空気を伝わって、一人一人に届いていく。
こちらがどんなに一生懸命演奏しても、一人一人に伝わるかは、いつだって分からない。でも僕たちはつながりあえる、きっと伝わると願い、精一杯演奏する。
演奏を終え、大きな大きな拍手をいただけて、ああ、良かったとほっとしました。 国や言語や文化的背景の違いはあっても、音は音。すべてを越えて、伝わると僕は信じる。
暖かい拍手をくださった皆さんに、心から感謝です。ありがとうございました!