日々のレポート

Anne Bakkerとの連弾風景

オランダ&ベルギー・ツアー2018(6)

オランダ&ベルギー・ツアー2018、第8日目。
今夜はオランダのAmersfoortのstudio-FCGで、
オランダの即興ピアニスト、Anne Bakker氏との即興連弾ライブでした。
 
2つの部屋にそれぞれ置かれた2台のピアノで、即興連弾するという実験的なプログラム。約40分ほどのノンストップの即興演奏の中で、途中、ピアノを入れ替え、最後は1台のピアノを二人で演奏し、クライマックスを迎えました。
 
Anneさんは昨年の僕のライデンのライブに来てくれて、終演後に初めて連弾しました(その時の動画)。今回、再びオランダ・ツアーを組むことが決まり、彼に「ライブを企画できませんか」と相談したところ、こんな素敵で面白い企画を、studio-FCGとともに考えてくれました。
 
部屋を隔てて2台のピアノを演奏するために、モニタースピーカーからそれぞれの音を流しました。その回りくどさも、ちょっとしたこの実験の面白さであり、Anneさんの企みだったと思います。
 
壁や距離を越えて、通じ合おう、調和しようとする二人の演奏家の姿は、この世界のある一面を表しており、それをどう克服するか試すことは、とても意味がある…という訳です。
 
壁があり、距離があると、より集中し、相手の存在を感じようと懸命になる。
お互いの音の高ぶり、心の高ぶりを、感じよう必死になる。
 
その懸命の過程を経て、
最終的には1台のピアノに二人は集い、
お互いの音の高ぶり、心の高ぶりを手に取るように感じました。
そして一緒に演奏する喜び、ともにここに生き、創造する喜びが、
そのまま音に昇華されました。

 

世の中にたくさんの音楽家、表現者がいる中で、国や育った背景や言語が違っても、同じ方向を向いて通じ合え、創造できる人と出会えたことを、本当に幸せに思いました。
 
またオランダで共演するのがすごく楽しみだし、
いつかは、二人のライブを日本で必ず企画します!
ご興味ある方、ぜひご連絡ください!
 
このような素晴らしい機会を作ってくださった、
Anneさんとstudio-FCGの皆さんに、心から感謝します。

Special thanks to Anne Bakker, Bernard Van Gellekom, Jurriaan JJ Sielcken and Studio-FCG #AmersfoortMuziekstad
Hartstikke bedankt!

とても嬉しい投稿でした。ぜひご覧ください:
-> Anneさんが書いてくれたこのライブについて
-> studio-FCGさんが書いてくださったこのライブについて

 

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