長崎・熊本・東京・北海道・オランダから集結するアーティストたち
今週末に迫った「共生する音楽 〜 SYMBIOTIC MUSIC」。
長崎・熊本・東京・北海道・オランダから集結する、素晴らしいアーティストのご紹介をいたします。
ピアノ 重松壮一郎
森うのように包むこむオーガニックな音色で、国内外で活動する重松壮一郎。プロ活動当初から一貫して取り組む「即興演奏」をテーマにした舞台を、今回は創り上げる。イベント全体もプロデュース。
■重松壮一郎 プロフィール
即興演奏とオリジナル曲を主体とした独自のスタイルで、全国・海外にて年間150回近いライブを行う。アメリカ、オーストラリア、タイ、ヨーロッパなど海外でも多数公演。「生きとし生けるものすべてに向けた音」をテーマにしたオリジナリティ溢れる楽曲、人と自然をつなげるようなオーガニックな音色は、ジャンルや世代、国境を越え、人々を魅了し続けている。アート・イベント、野外音楽祭、子ども向け音楽ワークショップなど多くのイベントを主催。被爆ピアノの演奏や、平和コンサートの企画、原爆の語り部とのコラボレーション、原爆をテーマにした楽曲の制作など、音楽を通じた平和活動も積極的に行う。アルバム「tsumugi」「いのちの音」「このほしのうた」「こどものじかん」、シングル「僕がいたこと」「ここから させぼから」「ショートカットの女の子」は、iTunes、Amazon等にて、好評配信中。また、重松壮一郎 YouTubeチャンネルでのライブ配信、Podcastにてネットラジオ「Soso’s Radio」も配信を行なっている。
語り 稲尾教彦
詩人として、ヴィーガン菓子職人として、そして一つ一つの言葉を確かめるように丁寧に話す朴訥な人柄も含め、本当に稀有な存在。言語造形という、単なる朗読とも、演技とも異なる表現方法で、魂に迫る語りを届けてくれます。
*言語造形とは
ことばの本来的な要素であるかたち、動き、間合いなどを、人間に相応しく、我が身をもって、意識的に創造していこうとする、言語芸術。 ことばの音韻ひとつひとつの響き、息使いの強弱・間合い、みずからのからだのありよう、それらに意識の光を当てつつ、ことばを発する。
■稲尾教彦 プロフィール
1980年長崎県生まれ。高校時より演劇に 親しみ劇作を専門に学ぶ。東京在住時、からだを壊し、以後、詩作・朗読と菓子作りを始め、自然食、環境問題に関心をもつ。奈良県に移り自然農を川口由一氏に学ぶ。自作の童話をもとに「食といのちのつながり」をテーマにした「美呆展」を東京板橋区一帯で開催し、多くの作家と、芸術と対話による交流をする。2013年より、大阪・「ことばの家」の諏訪耕志氏に言語造形を学ぶ。長崎に6年間住み自主保育などの実践したのち、北海道伊達市ひびきの村にて、自然農・バイオダイナミック農法の実践、言語造形による演劇作り、詩作講座を担当した。2018年現在、有珠町にて、「草雨文舎」を立ち上げ、詩と言語造形を深め、分かち合う活動をしている。主な作品に、詩集「涙の歌」「森から帰ってきた」「雨、その慈しみの中で」「夕立と群青」(私家版)。
ダンス 青柳ひづる
静と動、陰と陽、美しさと激しさを併せ持つ表現力。内側に秘めた熱い情熱、芯の強さ。ふだんはシャイで無口でチャーミングなのに、ステージの立つと別人のように熱い炎が燃え上がります。感覚のままに、即興で、重松壮一郎と一つの世界を表現します。
■青柳ひづる プロフィール
幼少より踊り続ける。8歳よりクラシックバレエをはじめ、以後コンテンポラリーダンス、創作舞踊、即興、舞踏、身体技法などを学ぶ。2007年よりソロ活動を開始し、ソロダンス、様々なアーティストとのコラボレーションを行うほか、子どもたちとの舞台作りや障がいの有無に関わらず表現活動するグループなどにも多数関わる。2009年5月~8月あざみ野ダンスクリエーションfor youthにて伊藤キムのアシスタントを担当。2009年よりケイタケイ主宰のムービングアース・オリエントスフィア及び、月の石の活動に参加。2011年春より「万象連歌」シリーズの創作を開始。2012年夏より子どものためのダンスワークショップを不定期で開催。2013年秋より障がいのある子どもたちの支援施設にてダンスプログラムを担当。全国各地の様々な場所で踊っている。
ギター 樫原秀彦
このイベントは「即興演奏」が一つのテーマになっています。ギタリスト樫原秀彦は、フラメンコをベースにしながら、彼独自のスタイルを確立し、重松壮一郎と真っ正面から魂をぶつけ合い、即興で一緒のものを創ることに挑戦してくれる存在です。まっすぐなまなざしで、音楽に真摯に向き合う素晴らしアーティストです。
■樫原秀彦 プロフィール
フラメンコギタリスト 、作曲家 、即興演奏家。千葉県出身、熊本在住。シンプルで美しいフラメンコギターを奏でるギタリスト。ソロでの演奏活動を軸に、ジャズ、クラシック、民族音楽のミュージシャンとのコラボレーションを好み、ジャンルの垣根を超えた音楽をクリエイトし続けている。1990年に渡米。ニューヨークにてAIGを卒業後、ロシア人フラメンコギタリスト、イゴー・エルーソ氏に師事。1997年7年半のN.Y.での音楽修行を経て帰国。2001年〜フラメンコと民族音楽を融合したバンドALMA、2011年〜Universal Flamenco Orchestra を結成。18年間の東京での音楽活動を経て2015年に熊本へ移住。2017年〜新ユニットSolamondを結成 。2018年ファーストアルバム「Um Coração〜心をひとつに」をリリース。2019年 2nd ソロアルバム「Answer〜応え」をリリース。
鍵盤ハーモニカ 重松つむぎ
綿々と紡がれてきた生命の連鎖の中に生まれ、彼女も自分の生命を紡いでゆく….そんな想いのこもった名前を授かった女の子。父のやることに巻き込まれて、いつの間にかステージに立ち、歌い、演奏するように。演奏した最初から、それは即興であり、今も彼女の世界を広げ続けています。父の右腕であり、大人顔負けの即興演奏者。
■重松つむぎ プロフィール
2010年生まれ。小学1年生の時に、父・重松壮一郎との共演アルバム「こどものじかん」を発表。その後、全国各地・海外でも、親子で共演。歌、作詞作曲のほか、鍵盤ハーモニカの即興演奏も行う。2020年にはSASEBOここから楽団のメンバーとしてCD「ここから させぼから」をリリース。ソロ曲「ショートカットの女の子」はネット配信中!
舞台美術 ヒームストラ舞
今回の公演ではステージ全体の舞台美術・空間演出を担当。照明効果と一緒になって、どんな空間が生まれるかとても楽しみです。フラワーアレンジメントの人気講師としての顔しか知らない方には、ぜひアーティストとして創り上げる世界も見てもらいたいです。
■ヒームストラ舞 プロフィール
長崎県佐世保市出身、オランダ在住。オランダスタイル・フラワーアレンジ講師、フラワー・アーティスト。「オランダの花やさん」代表。草花栽培農家に育つ。オランダ・フローレンスカレッジ・フラワーデザイン科を卒業。ヨーロッパ、南アフリカ、アイスランドなどを旅しながら生息する植物に出会い、花への理解を深める。佐世保市にて18年間「オランダの花やさん」を運営。「花を暮らしに活ける」を提案するフラワー・アレンジメント教室を主宰。2年に一度の花の展覧会「オランダスタイル・フラワーアレンジ教室作品展」を計7回開催。2016年、オランダに移住。年に3回、日本とオランダを往き来しながら「花のある暮らし」を提案するレッスン数は、年間100回を超える。講師のかたわら、オランダの花のトレンドメーカー及び国際見本市などの装花メンバ一員を務める。