今日は北海道伊達市、ひびきの村でライブでした。
大人も子どももたくさんお越しくださり、満員御礼でした。
10年来の友人である、詩人・稲尾教彦(のりへいくん/菓子美呆店主)とその一家がここに移住したのが、1年7ヶ月前。これまで年に何回も共演し、引っ越しの前日まで一緒にライブしていましたので、久しぶりの再会と共演は、ほんとに嬉しいものでした。最初の挨拶の時点で、涙が溢れてしまいました。
ひびきの村を囲む大自然とこの美しい雪原は、すべてを包み込んでくれる優しさと偉大さに満ちていました。ここに生きる人、ここで育つ子どもは、常に自然への畏怖の念を抱き、ちっぽけで無力な自分が決して増長することなく、謙虚で純粋な気持ちで生きていけるだろうと羨ましくなりました。ここはシュタイナーを学ぶ人が暮らす村ですので当たり前でもありますが、そうじゃない人、例えば不登校の子どもや都会生活で疲弊してしまった大人が暮らしたら、きっと何かが変わるだろうと想像できる場所でした。
コンサートは、徐々に日が暮れる時間に始まりました。目を開けても閉じても、白い雪原が常に自分の内外にあるのを感じながら演奏しました。ここの幼稚園の先生が、僕の作曲・のりへいくんの作詞の「みずよとわに」「地球のこもりうた」を歌ってくれました。歌・詩・ピアノが重なるアレンジも久しぶりにやりました。
これまで、僕とのりへいくんのコンサートを落ち着いて聴けず、いつも大騒ぎだった、息子の水声くんが、最前列でじっと集中して聴いてくれたことに感激しました。こんなに成長するんだね。本当にすごいです。
のりへいくんの新作も含めた6編の詩、歌、僕のソロ。最後は「息をして」で終わりました。水声くんの出産の時にCDでずっとかけてくれた曲だし、何よりも聴いてもらいたい曲でした。
(のりへいくんが書いてくれた僕の紹介文に涙...)
またぜひ来てください!と皆さんがおっしゃってくださったことが、何よりも嬉しい。CDもたくさん売れました。本当に温かいコミュニティでした。ありがとうございました。
今回は2泊だけだったけど、次は長めに、滞在制作みたいなこともしたいなぁと思いました。
また雪の時期に。
皆さん、ありがとうございました!
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