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今日はフィレンツェで2箇所のライブ。
イタリア初ライブだ。
昼はマキャベリ語学学校。
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もともと、この旅をするきっかけになったのは、
友人の料理人・川本真理ちゃんがイタリアで料理修行をしていて、
彼女がピアニストでもあるので、いろいろと演奏会場を開拓してくれていたから。
この語学学校も彼女が通っていた学校。
残念ながら彼女はいまプーリア州(この旅の次の目的地だ)にいるので、
会えないのだが、いろいろ手配をしてくれた。
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窓の外から街の音、明るい光。
昼下がりのゆっくりとした時間の流れのままに、どっぷりと音の世界に沈んでゆく。
イタリアでどんな即興になるんだろう、と自分でも見当もついてなかったけど、ちゃんと生まれた。
午後の光に包まれたような音。
偉大な芸術に圧倒され、この国の歴史と文化の力に圧倒され、
自分はなんて小さくてちっぽけだと感じながらも、
むしろ心地よくその偉大さに包まれ、抱かれ、
安心して創造ができるような、不思議な感覚で演奏ができた。
フィレンツェでの初ライブを終え、ほっとひと息。
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川辺のバルで。なんて贅沢な時間。満たされた感覚。
夜のライブまで少しの休息。
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