今日は誕生日でした。
たくさんの誕生日メッセージ、ありがとうございます。
「生まれて来てくれて、ありがとう」と、
自分の生(せい)を肯定してもらえることほど、
尊いことはないように思えます。
逆に、生を否定されたら、
そこには死しかないように思います。
自らの生を否定してしまった、
そうして生きてきた者にとって、
生を肯定へと転換するのは至難の業です。
でもそれを成し得たとき、初めて生き直しができる、
生まれ変わったように生きられると思っています。
僕は、すごく遠回りをしてしまったけれど、
いま、音楽の道を選び取り、生きています。
時間がかかったけれど、
やっと、自分で自分の生を肯定できようになれました。
僕の音楽は、僕の生の叫び、魂の叫びであり、
それが聴いてくださるかたに共鳴し、
伝わり、肯定してもらえたとき、
僕は初めて、「生きていていいんだよ」と、
生を肯定してもらえたように思えます。
親からもらった生が最初の肯定ならば、
社会の中で与えてもらえた生は、
二度目の肯定なのかもしれません。
僕は、自分がそうしてもらえたように、
音楽を通し、すべての生を肯定したい。
自分の音楽が、芸術、表現が、そうなれるように、
努力したい。
僕の音楽が誰かに響いた時、
その人が、生を肯定されたように感じてくれるように、
生きる力が沸き上がるように。
そして、親として、
我が子の生を、生き方を、一生、肯定し続けたい。
「芸術は長く 人生は短し」。
これからも、がんばりますので、
どうかよろしくお願いします。
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