東京で毎年共演しているパーカッショニストわきたにじゅんじさんと、
初共演となるシマカワコウヂさんとでトリオでした。
コウヂさんは共通の友人はたくさんいるものの、本日が初顔合わせ。
嬉しい出会いです。
今日は、ほぼリハ無し。
2時間強のライブの、ほとんどが完全即興でした。
個人的には「水滴のダンス」「風のゆくえ」を弾きましたが、
あとはすべて即興セッションでした。
でも、それは僕にとってもやりたいことだし、
こうして「いっせーのせ!」で合わせられる共演者...がいることは、
すごく幸せです。
実は、昨年末にコウヂさんとの共通の友人が、亡くなりました。
その方は、震災後に福島から長崎に避難されたのですが、
心労が重なられたのか、突然死されたのです。
幼い娘さんと旦那さんを残して。まだお若い方でした。
僕らの家族の移住の歓迎会にも、参加してくださいました。
コウヂさんは、長崎へと避難したい方をサポートするプロジェクトもされています。
今日は、天国へと昇った彼女の御霊に捧げるつもりで弾きました。
即興演奏のなかで時おり、悲しみや弔いのようなイメージ、
そして、放射能に対する静かな怒りが溢れ出たのは、
そのような理由からでした。
お客様のなかにもそれを感じとってくださった方が何人もいて、
「彼女が生前、重松さんのピアノはすごくいいとよく言っていたので、今日は来ました」
「今日は、彼女がこの場で聴いてくれている様でした」
伝えてくださいました...。
今日の音は天まで届いたかな。
きっと届いたよね。
お越しくださった皆様、共通のお二人、ティアさん、
ありがとうございました!
次回は、6/22夏至の日にティアさんで演奏します。
毎年恒例、桑迫賢太郎と共演です。
お楽しみに!
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