5日連続、計7公演ツアーの3日目。
昨夜の長崎でのライブを無事に終え、朝から長崎空港へ。
今日は昼から大阪のカフェスローOSAKAでライブ。
昼夜2公演。
海の青さは、空の青さ。
いっときの心の休息。
なんだか泣けてしまったこと。
カフェスローOSAKA、昼の部のライブ。ここ数年、定期的に続けているけれども、平日の昼間ということもあり、お客さんは少ない。
お客さんが少ないからこそ、僕は一人一人のために、一音一音を届けている実感がある。このゆったりとした贅沢で特別な、かけがえのない時間を大切に思って、地道に続けている。
今日のお客さんは二組。そのひと組は、ご夫婦とまだ0歳の赤ちゃん。
赤ちゃんは少しも騒がず、一緒にこの時を楽しんでくれた。
ライブ後、お父さんお母さんが話しかけてくれた。
「私たち、重松さんのベスト盤のCDを作り、この子の出産のとき、17時間ずっとリピートさせて、産まれてきたんです。重松さんの音楽とともに生まれたこの子を、今日こうして初めてライブに連れてくることができて、胸いっぱいです...」
ああ、ありがとう。本当にありがとう。
僕はこうして演奏を続けてきて、ほんとうによかった...。
たとえ、お客さんが少なくても、僕は続けてきてよかった...。
僕の娘が生まれた4日後に、初めて娘のために弾いた時のことを思い出した。
目の前にいる妻と生まれたばかりの娘に、溢れる涙とともに生まれてきた音。
人数なんてまったく関係ない。
僕にとって、演奏するとは、こういうことなんだよね。
分かってはいるけれど、お客さんが少ないと凹むこともあるだけに、
今日はこのご両親と赤ちゃんに勇気をもらった。
これからもがんばります。
ありがとう。
そして、そのまま夜はキャンドルナイト・ライブ。
今年も、カフェスローOSAKAでの夏至ライブは、
キャンドル・ホルダー職人「カージー」による演出とのコラボ。
彼の新作もとてもよく、演奏もこの静寂と光の中ならでは音が生まれた。
お客さんも終演後に、嬉しい感想をたくさん伝えてくださり、
とてもいい夜でした。みなさん、ありがとう。
今夜は大阪に泊まり、
明日は静岡で妻と娘と10日ぶりに合流した後、東京へ直行。
夜は東京の国分寺カフェスローで、パーカッショニストわきたんじゅんじさんとの、毎年恒例のキャンドルナイト・ライブです。
今日で5日連続の中日を終え、ラストスパート。
ハードですががんばります。
★次回のカフェスローOSAKAでのライブは、8月10日(金)です
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