昨日から、大分ツアー。全6公演の2日目。
今日も、テキスタイル作家・椎原由紀子さんとのコラボレーション。
今日は臼杵に移動し、街のなかの大きな大きな蔵でのコンサート。
昨日も空間演出してくれた椎原由紀子さんが、昨日とはまた違うテーマ、違う作品で演出。
ピアノを取り囲むように、「家」の形をした120個のオブジェが、モビールとなってぶらさがります。床にも、小さな布のオブジェが整然と並んだ作品が置かれました。
今日も昼夜2回公演。
昼は、お子さん連れのかたも多かったので、この家から連想して、「家族」をテーマに演奏。一つ一つの家に、お客さん一人一人が自分の家族や家への想いを託して、聴いてくれたらと願いました。
夜の公演は、全く違うテーマで。
僕はこのたくさんの家が、津波で流された家に思えた。家やそこにあった命の存在が、天へと昇るようなイメージで、演奏しました。
あとから、由紀子さんに聴いたところ、由紀子さんは地震の後、家の形をした作品を無性に創りたくなり、たくさん創ったとのこと。創っている時は気付かなかったけど、後になって、ああ、津波があったからだと気付いた。床に置かれた小さなオブジェの集まった作品も、一つ一つが、魂であると。
事前に何も打ち合わせしていなかったけど、
同じものを表現していたのでした。
また、後から聴いたのですが、演奏が始まると、モビールがゆっくりと回り始めたそうです。音は、空気を揺らす振動となって伝わるもの。120個のオブジェたちは、音に反応してくれたのです。これもとても嬉しいことでした。
この2日間で、200名以上のお客様がお越し下さいました。
臼杵も佐伯も、演奏するのは初めて。この地ではまったく知られていない僕のコンサートに、こうしてたくさんの方々がお越し下さったのは、ひとえに主催・企画・運営してくださった椎原由紀子さん始め、地元の皆さんのお陰です。本当にありがとうございました。
また参りますので、ぜひまた聴きにいらしてください!
NEWアルバムもたくさんのかたの手元へ巣立ってゆきました。そのことがすごく嬉しい。
次の時には、もっといい演奏ができるように、これからも日々精進します。
それにしても、娘つむぎは、どこへ行ってもみんなに可愛がられ、幸せ者。
僕も幸せです。ありがとうね。
明日は耶馬渓に移動して、またまた森の中のコンサート!
-> 椎原由美子さんが書いてくださった同日のライブ・レポート
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