今日は、広島の芸北地域(島根との県境のほう)にある、
八幡高原でのコンサート。昨年に引き続き、2回目です。
とても晴れていますが、ときおり怪しい雲が。
リハーサル中にも、小雨が降ったりして、
当初の予定だった野外での演奏は、やむなく断念。
いまよくても、演奏中に降り始めると、
ピアノをさっと移動するのは難しいからです。
ここで演奏し、扉は開け放ち、風が通り抜けるように、
お客さんには外でも聴いていただけるようにしました。
さわやかな風が吹き抜ける。
鳥や虫の美しい声に囲まれ、流れる雲、夕焼け空を眺めながら、
ピアノの音に心を委ねる。
閉じられた空間では決して体験できないコンサート。
私は風。
私の肉体は溶けて消え、魂と想いだけが小さな光の粒子となって、
どこまでも飛んでゆく。
さわやかな風が吹き、本当に気持ち良かった。
お客さんも寝っ転がったりできて、とても気持ち良さそうだった。
こういうこと、ずっとやり続けたい。
僕が表現したいのはこういうことだから。
でも、僕がライブしたいと言っても、しょせん僕はよその土地の人間。
根っこのない、風来坊。
みんなの協力を得られないのに、ただライブしたいと言っても、
それは独りよがりでしかない。
だから、打ち上げの時に、地元の人が、
「毎年恒例の行事にしたい」
と言ってくれたのは、本当に本当に、嬉しかった。
来年は高原の丘のまっただ中でやりたいね、という話も出ました。
ありがとう。
必ず、来年また来ます!
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