愛知でのライブから、自宅へ戻らずそのまま九州へ移動。
毎年恒例の、水の月ツアー。
今日は、熊本でのライブ。一日2回公演。
まずは熊本市内にある「赤とんぼ」さんという高齢者介護施設です。
昨年も演奏させていただき、今年もまた帰って来れて嬉しい。
高齢者の福祉施設だと、懐かしのメロディや、みんなで歌える童謡をリクエストされることがある。いわゆる、「慰問演奏」というのはそれが大半だし、演奏者もそれがやりたい曲目であれば、それでいいと思う。
ただ、僕の場合は、オリジナル曲と即興演奏で、全てのプログラムを構成します。
僕が伝えたいことが、一番伝わりやすい形で詰まっていて、
僕が一番エネルギーを込められて、最高の形で表現できるのが、自分の曲だから。
相手が何歳であろうと、関係ないと思う。
僕の目指すことは、魂と魂、心と心、いのちといのちが、響きあうことだから。
他人の曲でそれができればいいけど、やっぱり他人のふんどしだ。
こういった僕の信念に共感してくださる施設があって、
こうして演奏ができて、僕はとても幸せだと思う。
今日も、僕は全身全霊で、音を紡ぎました。
自分の倍以上の年輪を重ねたおばあちゃんたちと、
ほんのひとときでも、音を通して共鳴しあう。
時空を超えて、いのちの道が交わる感覚。
なんて素敵なことだろう。
憶えていてくださった、おばあちゃんもいらっしゃいました。
「あ、ご自分で作曲した曲を演奏されるかたよね!」
と声をかけてくださいました。
ありがとうございました。
来年も、どうか演奏ができますように。
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