10日間で6回公演、関西から東北、東京、そしてまた関西という移動に継ぐ移動のハードなGWツアーも、ついに千秋楽。
今日は、「カフェスローOSAKA」での自主企画、
『言の葉の音つむぎ〜詩人とピアニストのコンサート』です。
今日は、菓子美呆店主で詩人の稲尾教彦(通称:のりへい)くんとの共演。
彼との出会いからもう4年ほど経ったのではなかろうか。
共演も何度も重ね、想いを同じくする大切な友人です。
今日は、彼の詩の朗読とコラボレーションするとともに、
お客さんにもご参加いただき、みなさんとともに、言葉と音が生み出す美しい時間を共有しようというもの。
また企画に併せて、
カフェスローOSAKAのヴィーガン(完全菜食)料理人・藤丸志保ちゃんと、
菓子美呆のヴィーガン菓子職人・のりへいくんのコラボレーションによる、
ヴィーガン・ランチもご用意しました。
どちらも、国産の無農薬の材料を使い、
植物性だけの、素材の味、愛情がたっぷりのお食事。
肉食の人も、ヴェジタリアンの人もみんなが食べられる、平和なご飯。
前半は、彼の作品に即興演奏で合わせたり、僕がソロで弾いたり。
東日本大震災以後に作った二人の作品〜彼の作品「地球への祈り」と、僕の「地球(ほし)の子守歌」〜は、偶然にも同じテーマを元にしています。
後半は、お客さん参加型。
最初は、朗読したいと名乗り出てくださった9人のお客さんに、
順番に朗読していただき、僕が即興演奏で合わせるというもの。
9人がそれぞれ、思い思いに作品を選び、朗読してくださる。
自作の人も結構いる。
9人連続で読んでいただきましたが、それはもうすごくすごく素晴らしくて、
ほんの20〜30分間だったけど、いくつもの物語が展開される映画のようでした。
最後は、お客さん約30名に全員参加していただきました。
最初に受付で、言葉の書いた葉っぱ(文字通り「言の葉」)をチケットがわりにお渡ししていたのだけど、それを順番に、全員に読んでいただき、即興演奏をつけました。
それは不思議につながる散文詩のよう。
偶然とは思えない、素晴らしい文章がつながっていく瞬間もありました。
僕はアップライトピアノなので、背を向けて演奏。
みんなの顔は見えないけど、だからこそ、一人一人が持つ声から、一人一人の存在・生を感じました。
みなさん、ありがとう。
こんな企画、またしたいですね!
そして、共演したのりへいくん、僕とのりへいくんの家族、
スタッフのみなさん、ありがとうございました!
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