今日は、香川県丸亀市にある「88 STAGE」でソロ・コンサート。
毎年、馬頭琴の岡林さんとジョイントライブをここでしていますが、ソロは久しぶり。
東日本大震災があり、イベントごとは自粛傾向にあるなかで、
中止・延期することなく開催できたことに感謝です。
華やかなイベントごとや祝賀行事が自粛されるのはいたしかたないこと。
いますべきことは、漠然とした不安感が日本中を覆う中で、
すぐそばにいる人の不安に寄り添うこと。
被災地にすべての人が駆けつけれる訳じゃない。
僕は、みんなとともに祈り、希望や生きる力を分かち合いたい。
そのために、どんな状況だろうと、やらせていただける1回1回のコンサートに、
いつも通り誠心誠意向かい、全身全霊で音を紡ぐのだ。
◎今日のセットリスト
2, 粉雪
3, みずよとわに
4, 即興演奏
5, 菜の花
6, 風のゆくえ
7, 即興演奏(オルガン)
8, 地球(ほし)の子守唄
9, 空に還った雲
10, つむぎ
11, 息をして
....................................
今日は、休憩なしの1時間半のコンサート。
1曲目は、先週のコンサートと同様、震災への祈りの即興演奏とした。
先週の時は、悲しみに溢れた曲になったけど、今日は少し希望をこめた演奏にすることができた気がする。
ここ88 STAGEのピアノは、戦前の古いベーゼンドルファー。
今日は新たに、古いオルガンが入っていたので、こちらでも1曲、即興演奏をした。
なぜか、賛美歌のような曲になった気がする。
8曲目は、「地球(ほし)の子守唄」と名付けた曲。
震災があってから、ずっと頭の中をぐるぐるまわっているメロディでの即興演奏。
なぜだか、とても悲しい子守唄というイメージのメロディだった。
子守唄のなのに、悲しい。
きっと、いま苦しんでいる僕らの星・地球への子守唄なんじゃないかと思い、
こう名付た。
今日は、キャンセルのお客様もいたりして、人数は少なかった。
来週からの九州ツアーも、お客さんは少ないかもしれない。
でも人数は関係なく、僕は一人一人に向けて音を紡ぐ。
友人やお客さんから、たくさんのメールをいただいた。
重松さん、いつも通り、演奏を続けて下さい。
こんなときこそ、あなたの演奏が聴きたい。
そう、みんなが言ってくれた。
僕はそのメッセージ1つ1つに励まされ、いまここにいる。生きている。
みんなありがとう。
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