朝の新幹線で、大阪から東京へと移動。
そしてすぐに今日の演奏会場である清瀬市の「信愛病院」へ。
僕が2006年から出演させていただいてる信愛病院の土曜コンサートは、
まずホスピス病棟で、患者さんとご家族のためだけのコンサートを行い、
そのあと1階のロビーで、一般病棟の患者さんとご家族、一般の方のために演奏する。
ホスピスで演奏するということ。
どんな演奏だって、2度とない瞬間の連続で成り立っているけど、
ホスピスでの演奏は、本当に2度とない瞬間をその場にいる人とともに共有していると感じさせられる、言葉ではいい表せないような、特別な時間なのです。
初めてのとき、それを意識し過ぎて、
僕自身が感極まってしまった。
その後、毎年1回ずつの演奏機会を重ねるうちに、
僕は、気負いしすぎず、
ただただ純粋な時間に、身を委ねて、演奏できている気がする。
全身全霊で弾かねば、届かぬ。
肩の力を抜き、魂で音を紡いでゆくのだ。
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