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「水の月ツアー2010」もついに千秋楽。
毎年恒例の夏至の日のキャンドルナイト、
桑迫賢太郎との共演が、締めくくりです。
僕は、大分の竹田から、再び佐世保に戻ってきました。
キャンドル、とても美しいです。
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小さな空間に、50人が集まりました。
夏至の日に、こんな風に僕らが集ったこと。
電灯が発明される前の日のように、キャンドルの灯りだけで過ごしたこと。
夜がくると暗くなり、静かになるという当たり前のこと。
それらがすべて、特別に感じられる夜でした。
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今年の賢太郎の作品は、自然農をする自分の春夏秋冬を描いた紙芝居。
自然と寄り添って生きる、彼の営み。農村の営み。
素朴に、ほんとに素朴に生きている彼が感じた、彼なりの時の流れに、
僕もほんの少しばかり寄り添わせてもらった気がした。
僕は演奏しながら、ちょっと泣きそうになった。
素敵な夜をありがとう。
ああ、そして、このツアーを支えてくださったみなさん、
ほんとうにありがとう。
2週間で11公演は、かなりハードで、
体調をコントロールするのも大変でした。
腰痛がひどいときもあったけど、
なんとか無事に終えることができました。
本当に、ありがとうございました。
もっともっと、僕は変わりたい。
同じ水の月が、来年はもっと素晴らしい輝きを放つように、
もっといい演奏ができるようになりたい。
また来年の水の月を、楽しみにしてもらえるように、
これからの一年を歩んでいきます。
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