一夜明けて、今日は山形県鶴岡市の「つるおかユースホステル」でのソロ・コンサート。壁一面のガラス窓の向こうに、木々が広がる、僕の大好きな会場です。
今年は春が遅くて、例年よりも新緑は少ないけど、でも小さな息吹がたくさん。
そそぐ光も、春の日差しです。
前半は、ちょっと寒いけど、窓を開けて、風を入れながら、弾き始める。
最初の即興は、この空間からしか生まれない、春の自然の音。
そして、「風のゆくえ」は、まさに春風に乗ってゆく。
後半も、完全即興で、春の訪れを紡ぐ。
冬の風から、春の風へ。
春がやってきた喜びを、音で表現する。
最後の「息をして」のときに、
雲がどんどん晴れて、陽の光がガラス一面に広がった。
僕は、光に包まれた。
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