今日は移動日。
大阪から秋田まで、新幹線を2本乗り継いでの大移動。
新大阪〜東京〜角館から内陸線で、米内沢へ。
ちょうど夕去りの時刻に、目的地の「あきた森のテラス」に到着。
ここは、僕がいつも演奏している東京の「森のテラス」のオーナー山田茂雄(造園家)さんが作った施設。開放型プライベートガーデンという位置づけで、ふらっと立ち寄って散策したり、のんびりしたり、季節ごとのイベントで楽しんだりできます。
今年は春の訪れが遅いこともあり、緑はまだゆっくりスタート。
それでもこんなに美しい水芭蕉が、たくさん咲いていました。
薄暗くなった森の中で、青白く輝くその姿は、ほんとうに美しく、かわいらしい。
僕は2007年のプレ・オープン、2008年の本オープンでもコンサートを企画していただきました。最後に来たのは、1年半に企画したソロ・コンサート。
どの季節に来ても、その時々の美しさがある。
ここはもともとは池があったらしい。
その後、畑になり、畑にもならなくなり、荒廃してしまったのを、山田さんが里山として再生した。荒廃地は再び池に戻った。
人と自然が共生する里山という空間の大切さ。
農薬、除草剤、動物よけの薬、そういうものを使ったら、もう自然との共生とは言えないだろう。人間による支配になってしまう。
山田さんはデッキの防腐剤さえも使わず、この里山空間を再生しようとしている。
デッキはいつか朽ち果て、土へと還ることができる。
さて、明日はここでコンサート!
お客さん、いっぱい来ますように。
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