今年で4回目となる「ガラクタに咲いた花 〜廃品打楽器とピアノの森の音楽会」。
廃品打楽器奏者の山口とも氏(通称:ともとも)をお迎えし、東京の「オープンガーデン・森のテラス」で開催しています。
今年はちょっと曇り空で、気温も低め。
でもなんとか雨にはならず、無事に開催することができました。
森のテラスには、大きな大きな桜の木があり、花は満開ですが、あまりに大きすぎて花がついているのが、上のほう.....。見上げるとたくさん咲いています。足元にはチューリップがいっぱい。
かわいい木工アクセサリーのユニット「アトリエ・キキ」の二人、
先週、長崎で共演した「菓子美呆」も出店してくれています。
お菓子だけ送ってくれれば代わりに販売するよ、と言ったんだけど、のりへいくんが、はるばる来てくれたことがとても嬉しい。
ともさんの楽器の設置は大変。ほとんどリハ無し。
ぶっつけ本番の即興セッションを、僕も楽しみにしています。
1曲目、即興セッション。
僕は、以前、即興と言えども起承転結をつけようとしていたのですが、ここ半年ぐらいはそれをやめました。だから、演っているほうも、どこへ行ってしまうか分からない感じ。
でもそのほうが作為がなく、可能性が無限に広がると感じています。
2曲目は、僕のオリジナル「水滴のダンス」でセッション。
だけど、原曲部分は30%ぐらい? ほとんど即興セッションでした。
これは毎年やってるんだけど、毎年、自由度が増しています。
今日も、すごいことになったね.......。
ここまでですでに40分くらい。
前半最後は、僕のソロで「風のゆくえ」。
休憩時間は、ドリンクタイム。
担当は、小野直美ちゃん。
マクロビオティックの学校を卒業した、コピーライター。
発想がいつも面白い。番茶にフルーツのコンポートを入れたり....。
今回は、楽器をイメージしたフードを作ってくれました(開演前すぐに完売)。
さて後半の最初は、ともさんのソロ・ステージ10分間。
そしてその後から約1時間、すべて即興セッション。
最初は、ともさんがホースをくわえて、バケツの中の水をぶくぶくやりながら叩き始めたので、思いつきで「水中遊泳」をイメージした曲になりました。楽しくふわふわ浮いているような素敵なメロディがでてきました。何にインスパイヤされて、どんな曲になるか分からないから、面白い。
初めて共演した時は、ともさんの突拍子のない行動(あくまでも僕からしたらですが....)に、瞬時に対応でできない自分がもどかしかった。
でも今はわかる。
頭をクリアにして、心を自由にして、手足をリラックスさせて、
発想をすぐに音にする、その瞬発力が必要。
次の曲は、ぽたぽた垂れる水音から、「雨ふり傘さし楽しいな」って感じの曲に。
そして本編最後は、無邪気に遊ぶともさんに、添えるノスタルジックでメルヘンチックな曲って感じなりました。ある瞬間、ともさんが道化師に見えたんだ。ここまでの曲で、遊ぶともさんと一緒に、僕も遊ぶ感じの曲調だったから、この最後は僕は遊ばず、ちょっと客観的な立ち位置から、映画の1シーンのような演出がしたくなった。このシーンが、みんなの心にずっと残るといいなと、感じながら。
続いてアンコール。
もうすごく寒くなってしまったので、短めのセッション。
ちょっと人を食ったような、かわいいセッションになりました。
お越し下さったみなさん、本当にありがとうございました。
天候が悪いのは僕のせいじゃないけど、主催者として、お客さんに寒い思いをさせてしまったことは、謝らねばなりません。ごめんなさい。
またぜひお越し下さいね。お待ちいたしております。
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