今朝は、大分から長崎に移動。
長崎県波佐見町にある「遊学舎」で、友人・稲尾教彦くん(菓子美呆・店主、詩人)の詩集「涙の歌」発売記念朗読会(ライブ)です。
彼の想いのつまったこの詩集の記念ライブで共演できること自体がとても嬉しいし、本の装丁デザインも、うち(みずのえ)で担当させてもらえて、ほんと光栄です。
彼(通称:のりへいくん)と出会いから3年くらいたち、その間に幾度も、詩の朗読とピアノ即興演奏のコラボレーションを行ってきました。
最初はお店が奈良にありましたが、昨年末に生まれ故郷・長崎にて新装オープン。
とても素敵な空間を作っています。
こんなに美しい人たちです。
今夜のライブでは、まず最初に、彼がこの詩集が生まれたいきさつを話しました。
20代半ばに肺に穴が空く病気になり、生死をさまよったこと。
死を覚悟し、当初はこの詩集を、自分がこの世に生きた証にしたいと思い、友人に託したこと。
でも命をとりとめ、数年のときを経て、無事に出版できたのだから、
この一冊には、ほんとにほんとに想いがこもっている。
聴いていると、こちらも想いがこもってくる。
今夜は彼の想いに心を重ね、紡いだ一夜でした。
静かに、たんたんと、時を紡いだ夜でした。
涙が 音に なりました。
音が 涙に なりました。
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